一口にドライブレコーダーといっても
機種が多いし、性能・機能も違うので初めて購入しよう
とする方は、何を基準に選んだら良いか迷うでしょう。
そこで、確実に事故遭遇時に証拠として残すために必要な、
ドラレコの基準をここでまとめたいと思います。
1.必要とする解像度の高さ
「解像度」つまり横 x 縦の
ドット数が多いほど鮮明に録画ができます。
事故に遭遇した相手のナンバーが判別できるほどの
解像度が欲しいですね。
ハイビジョン(1280p x 720p)または
フルハイビジョン(1980p x 1080p)程度あれば合格。
画素数は、200万画素もあれば十分でしょう。
2.本体に電源が内蔵されている
事故を起こした時に電源が切れても録画が止まらないように、
ドラレコ本体に電源(バッテリー)を持ったものが望ましいです。
バッテリーには充電式バッテリーと、コンデンサーのような
キャパシタと呼ばれるものがあります。
バッテリーはリチウム式が高性能ですが、高温になると発火する
という危険性をはらんでいるので、敢えて安全なキャパシタ
を採用している機種が存在するのです。
3.夜間でも周りが見やすいものが良い
撮影された映像が暗いと周りの状況を把握しにくいので、
できるだけ明るく見えるものを選びたいですね。
動画サイトで、サンプル動画を
事前にチェックしてみると良いです。
4.電波干渉を起こさない機種を選ぶ
機種によっては、地デジ・カーナビ・レーダー探知機に
ノイズなどの電波干渉を起こすものがあるので、
“対策済み” とうたったモデルを選びたいですね。
レビューサイトや、
メーカーのホームページで確認して下さい。
ユーザー側の対策としては、ドライブレコーダーのケーブルを、
できるだけ他の機器と離すように設置したいところです。
5.LED信号機が消滅しないモデルかどうか
ドライブレコーダーは録画コマ数が、
30fps(1秒間に30コマ)に対応しているのが重要です。
これが高速で点滅を繰り返しているLED信号機とシンクロして、
2~3秒間完全に色が消えてしまうモデルがあります。
さらにフレームレートを27.5fpsに細かくして対策した
メーカー品もありますが、点灯が消滅しない製品かどうか、
レビューサイトやメーカーホームページで調べましょう。
フレームレートを高くできる製品なら、
より滑らかな映像になります。
6.常時録画型か衝撃感知機能付き常時録画型か
最近のドラレコは、
エンジンONで電源が入り、エンジンOFFで電源が切れ、
電源が入っている間録画し続ける「常時録画型」が一般的。
SDカードが一杯になると録画されたデータは上書きするため、
いざという時の大切な事故のデータも消去してしまいます。
なのでGセンサーを内蔵して、衝突などの衝撃を機械が感じたら、
その前後10秒ほどを別ファイルに保存して、消去しないようにする
「衝撃感知機能付き常時録画型」であるかが重要です。
7.動作可能温度帯域が広いと長持ち
車内は夏と冬でかなりの温度差が生じるので、
高温や低温にできるだけ耐えられる機種を選びたいですね。
高温は+70度、低温は-10度の耐久性があるものが理想で、
この耐温度性はドラレコの寿命に影響します。
これも、メーカーホームページで知ることができます。
大まかなところでは以上ですが、その他、さらにこだわりたい性能・機能
もありますので、これに付いては改めて述べることにしましょう。