ミラー型ドラレコ『ケンウッド DRV-EM4800』購入前に知っておきたい口コミあれこれ!

 

近年、煽り運転や事故の証拠映像が必要とされる場面が増え、ドライブレコーダーの重要性がますます高まっています。
煽られたことを、自動的に記録に残す機能を備えたモデルも増えて来ました。

中でも注目されているのが、ミラー型のドライブレコーダー。
今回は、人気メーカーケンウッドから発売中のミラー型モデル「DRV-EM4800」について、実際の口コミや使用感を交えながら、購入前にぜひ知っておきたいポイントをまとめてご紹介しましょう。




 

ミラー型ドライブレコーダーとは?

 

 

まずはミラー型ドライブレコーダーについて、簡単におさらいしましょう。
一般的なドライブレコーダーはダッシュボードやフロントガラスに取り付けますが、ミラー型はルームミラー一体型で、すっきりとした見た目が特徴です。
ミラー型でも、ミラー全体が液晶モニター化されているものはスマートミラーとも呼ばれ、一般のスタンドアローン型に比べとてもモニターが大きく見やすくなっています。

DRV-EM4800はこのスマートミラーになっていることで、ルームミラーの代わりに液晶で映像を表示するタイプのドラレコなんです。
後方の映像をリアに設置したカメラで録画するために、リアシートに人が乗っていたり背の高い荷物を載せていても、後方視界が妨げられないメリットがあります。

 

DRV-EM4800の基本スペックをチェック

DRV-EM4800の主なスペックは以下の通りです。

フロントカメラとリアカメラは同じもので、フルHD(1920×1080)の解像度、対角約161°の超広角レンズを搭載。

フロントカメラは本体から独立しており、ミラーの角度をドライバーの位置に合わせてもカメラの位置がズレてしまうことがありません。

ディスプレイは12インチのフルタッチパネル液晶採用で、スマホのような操作性が味わえます。

GPSも搭載していますが、外付けになっておりケーブルで接続する仕様です。

SDカードは32GBのものが付属し、フォーマットフリーに対応していて、最大128GBまで対応。

本機は、映像の鮮明さと操作性の良さが高く評価されており、特に「夜間の後方確認がしやすい」「後続車のヘッドライトの眩しさを軽減できる」という点でも人気です。

取り付けは簡単?気になる設置のしやすさと注意点

DRV-EM4800の本体は、既存のルームミラーに被せて取り付ける「バンド固定式」のため、DIYで取り付けても簡単に設置できます。
フロントカメラとリアカメラも、粘着テープで比較的簡単にガラスに接着可能。

ただし、リアカメラの配線に多少手間取るのは、2カメラ式ドラレコ共通の悩みと言えそうです。
ちなみに本機に付属するリアケーブルの長さは9.8mあり、ミニバンやSUVなど車体が大きい車でも、まず長さが足りないことはないと思います。

付属の電源ケーブルはシガーソケット式。
シガーソケットを隠したい方はオプションの直結ケーブルを検討しましょう。
購入時、取り付けを業者に依頼するかどうかで総予算が変わってきますが、それでも自信がない人は工賃込みで検討するのが無難ですね。

 

旧DRV-EM4700との違い

旧DRV-4700

 

DRV-EM4800DRV-EM4700の新型機になりますが、見かけ上の大きな違いとして、フロントカメラが本体と一体式だったものが独立
自動ブレーキユニットなどの妨げにならない位置に取り付けが可能になりました。

また、使っているセンサーを、ソニーの「STARVIS」からオムニビジョンの「Purecel Plus」へ変更
ケンウッド独自のハイクリアチューニングにより、夜間での解像度を高めよりクリアに映像表現ができるようになったとしています。

レンズはフロントリアとも、対角132度から162度へグッと広角寄りになっています。
より多くの視野をカバーして、死角が少なくなる仕様に変わりました。

便利なのが、リアカメラの映像画角を6段階に変えられる「表示画角調整機能」を新採用したこと。
後続車との距離感の不自然さを、少なくさせることが可能になっています。

それからギヤをリバースに入れると、リアカメラ映像がが下向きになってバックモニターとしても使える「画角自動下降機能」も搭載。
バックモニターが搭載されていない車にはありがたい機能ですね。

運転支援機能では「後方障害物警告」を追加しました。
死角となってしまう斜め後ろから迫る後続車を検出すると、モニターへの表示と警告音でドライバーに知らせてくれるんです。

後方車両の急接近を検出すると、画面表示と警告音で知らせ自動でイベント記録する「後方急接近警告」は、それまでと変わらず搭載していますよ。
ざっと以上が、両機の違いとなります。

 

DRV-EM4800の画質

 

 

DRV-EM4800の画質は、クリアで見やすいと言うのが一般的。
そもそも以前から評判の高いケンウッドですから、画質が悪い話はあまり耳にしません。

ただDRV-EM4700と比べて、それほど進化していないと感じるのも事実だと思います。
これはつまりこのモデルも、かなり高画質であったと言うことですね。

それではここで、あるユーザーが録画した本機の、フロントとリアの映像をご覧下さい。
画角の広さと、安定した映像が実感していただけると思います。
動画の途中で事故のシーンが出てきますが、ご了承願います。

 


協力 Intelligence ? Holdings☆Self-Defense Force★さん

 

次に他のユーザーは本機にどんな印象を持っているのでしょうか?
いくつかレビューをピックアップしましたので、次の頁で確かめていただきましょう。

 

DRV-EM4800のユーザーレビュー

 

★「大きい画面、オフにすれば普通のミラーとして使える。荷室に荷物満載の時はミラーだと見えないので、カメラの画像で確認出来る。画質も良く、設定で危険予知等の警告も表示されて安心。音声での作動も出来るので気に入った。」

★「カメラ配線のフロントカメラの分岐部分が大きいのと分岐の位置のせいでフロント天井内張りに無理矢理押し込むしかなく、かなり手こずった。分岐部分がAピラーに隠せる位置にあると良いかも。電源配線もカメラ配線も本体から右向きになってるのだけれど、カメラ配線を左に配線するしかなく、無理矢理曲がってる感じになってて気になる。ドラレコ自体初めて自分で取り付けなので、プロに任せたらもっとスッキリおさまるのかも?本体の操作は分かりやすい。画質はむちゃくちゃ良いとは感じないが、慣れたら気にならない。夜に明るく見えるのがとても良い。」

★「新しく車を買った為、せっかくなので日本製のミラー型ドラレコを買おうと思い本商品を買ったがなんか残念。夜になると光で上手く見えなくなる。ほんとにHDRある?高いのにこれの1/3位の値段で買って使ってた以前の中国製ミラー型ドラレコの方が綺麗に見える。わざわざ日本製でいいのを探したつもりだったけどとても残念だ。駐車補助でカメラが下に向く機能あるけど、バックカメラがついてる車多いし、セダンタイプの車だと無意味になるのでこの機能つけるくらいなら画質をあげて欲しかった。」

★「【デザイン】個人的には四角くカチッとしたイメージなのでOK。【操作性】画面でのタッチ操作の為、今までのドラレコよりは良い。【画質】フレームレートを考えたらこんなもんでしょう。カクカクして仕方ない。こんなもんなのかなという感じ。これが嫌なら、レート60のものを購入する。【設定】基本操作は覚えれば問題ないと思う。【拡張性】256マイクロSDを装着したが、今のところエラーは出ていないし、PCでの確認でも問題なし。【録画性能】PCで見る限りドラレコとしての要件は満たしている。【総評】日本プロデュースになると選択肢が減る。トリオ時代からのメーカーファンなので高価と分かってもケンウッドを購入した。長く使えれば良い機種と思う。」

 

ここが惜しい:購入前に確認しておきたいデメリットと対策

 

 

多くのユーザーに一定の評価を得ているDRV-EM4800ですが、上記レビューにはない購入前に知っておきたい「気になる点」があります。

よくある不満ポイント

フロント本体がやや大きく、また466gと純正ミラーと比べかなり重いです。
純正ルームミラーにゴムで固定するタイプのデジタルミラーは、本機に限らずどれも重いことでステーに大きな負担を掛けます。

そのため、夏場は重さでミラー全体がおじぎをしてしまうことがあるんです。
過去、私はいくつもデジタルミラーをレビューしてきましたが、350gを超えるモデルはどれもステーが耐えきれなくてこのようになってしまいました。

ステーが頑丈な車種は良いでしょうが、私のようトヨタ車に乗っているユーザーは、ほぼ間違いなくおじきを経験してしまうと思います。
そのため頑丈なステーに交換するか、ステーを補強加工する必要があることを覚悟した上で購入しないといけませんね。
私としては、せいぜい300g程度の軽量ボディを望みたいところですが、メーカーとしては設計が難しいのでしょうか?

夜間、後続車のヘッドライトが映像に影響することがある

ヘッドライトをまともに受けると、モニターにハレーションを起こしたように映る場合があります。
センサーを、旧DRV-EM4700のSTARVISから、Purecel Plusへ変更したことが影響しているのかも知れませんね。
今後のファームアップで、改善されることを望みたいものです。

リアカメラに関しては、画質がやや粗いと言う声が聞かれる点もデメリット。
これも今後の改善余地ありと言えるでしょう。

また昼間、ディスプレイの映り込みが気になる場合があるため、その対策として運転中にデジタルミラーをオフにして、通常ミラーとして使用する人もいるようです。
他の対策としては、モニターをやや下に向ける角度調整と、明るさの調整である程度改善ができます。
さらに、オプションの反射防止フィルムを貼り付けたり、自作でフードの活用も考えられますね。

付属SDカードが32GBと容量が少ない

このカードは純正品であるだけに3D NAND型を採用。
そのため面倒なフォーマットが要らない、フォーマットフリーに対応しています。

ですが2カメラ式モデルとして、容量が少なすぎです。
せめて、64GBのカードをおごることができなかったのでしょうか?
できないのならいっそのこと、SDカードは付属せず別売りとして、多少でも本体価格を安くする方が良かったと思います。

もし別売りとするなら、128GBのものを購入することをおすすめしたいです。
以上、これらのような対策を取ることで、より快適な使用感が得られることでしょう。

 

まとめ

 

 

DRV-EM4800は重いことを除けば、全体的には見やすくて使いやすいドライブレコーダーです。
初心者からベテランドライバーまで幅広くおすすめできる高性能モデルであることは間違いありません。

特にこんな人におすすめ

夜間や雨天時の後方視界に不安がある人
スタイリッシュかつ邪魔にならないドラレコを探している人
ドラレコに求めるのは「信頼性」と「わかりやすさ」という人

本機はドラレコとして完璧な製品ではありませんが、その分リアルな口コミを元に使い方を工夫すれば、かなり満足度の高い買いものにはなるでしょう。
デジタルミラー型ドライブレコーダー購入を検討している人なら、DRV-EM4800も候補の1つに入れるのは決して悪くはないと私は思います。

 

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