死角のないドラレコとして開発された、360度カメラ搭載ドライブレコーダー。
登場したころは、画期的なモデルとして話題となりましたが、唯一の弱点として画質が悪いことがあります。
普通に映像を見るにはその一部を切り取るため、結果的に伸ばしボケが出るからですね。
それを一般のスタンドアローン型ながら、360度に近い画角で録画を可能にしたのが、ユピテルのmarumie Y-3000でした。
これは2カメラ式モデルに、リアカメラ本体に車内へ向けてもう1つカメラを加えた、3カメラ構造としたドラレコ。
そのY-3000が年月を経てY-3100となり、このほど「Y-3200」へと進化しました。
すでにY-3000は旧式となったものの、しかし、Y-3100はまだバリバリの現役です。
そんな背景の中、果たして新登場のY-3200は買いの1台なのか、ユーザーレビューを交えながら、Y-3100と比較してみたいと思います。
Y-3100はY-3000と比べると明らかに進化した
まずはこれらY-3000シリーズを良くご存じない方へ、実際にどんな映像が録れるのか、メーカー提供の動画で見てみることにしましょう。
2カメラモデルとの明らかな違いを感じますよ。
ご覧の通り3つのカメラを駆使することで、高画質で360度に迫る映像が録れているのがお分かりになったと思います。
この動画はY-3100で録ったものですが、レンズやセンサーは同じであるため、Y-3000と画質は変わりません。
ですが、全体の性能や機能には大きな進化が見られます。
1つ目は、電源が入ってからの起動時間が大きく変わったことです。
Y-3000(以下初代)は、電源投入後の起動で6秒以上掛かったものが、Y-3100(以下2代目)では最速2秒とスピーディになっています。
2つ目は、運転が終わって駐車監視機能を使う場合、初代ではスイッチで切り替えなければなりませんでしたが、2代目ではエンジンを切ると自動的に切り替わるのです。
自動で駐車監視がONになるのは、この機能にこだわる人に取って非常に便利ですよね。
そして3つ目は、初代はオプションで専用バッテリーか、車両バッテリーと接続する電圧監視機能付きケーブルの購入が必要だったものが、2代目では不要となったこと。
つまり追加費用なしで、駐車監視機能を標準で使えるようになったのです。
これらの進化は、とても大きいのではないでしょうか?
その他にも細かい進化はありますが、以上3点の目立った改良点だけで、迷うことなく初代ではなく2代目を選んだ方が良い訳です。
Y-3200とY-3100の違いは微妙だ
今度は、最新型のY-3200とY-3100を比較してみましょう。
Y-3200(以下3代目)は、2代目から進化したことの1つに、センサーの変更があります。
初代と2代目はSONYのSTARVISを採用していますが、3代目は新しいSTARVIS 2を使っています。
より夜間での録画性能が良くなったと言うことですが、実際の実力はどうなのか、あるユーザーの方の動画で確認してみましょう。
これは、2代目と3代目の夜間映像を比較した動画になります。
協力 スルチャン。【探検Vlog】さん
いかがでしょうか?
確かにSTARVIS 2の効果は出ており、全体的な明るさはそれほど変わらないものの、ヘッドライトの白飛びが少なくなり、反対にシャドー部の細部が明るく表現されていますね。
照明が当たっていない部分のノイズも、減っているように感じます。
とは言え、あくまで付け合わせて比べた場合に違いが分かるだけで、単独で見ていればSTRVIS搭載の2代目でも十分に高画質と思います。
また車内録画用のレンズの画角が、今までの対角162度から158度へと若干狭くなっていますが、これはわずかなものであり、ほぼ悪影響はないと言えるでしょう。
ほかに良くなった点としては、駐車監視機能がそれまで最大12時間までの可動時間だったものが、24時間にまで伸びました。
あとは、際立った改良点はありません。
夜間録画性能や、長時間の駐車監視にこだわる人には心に刺さるとは思いますが、他に飛び道具的な部分がないのは残念なところ。
3代目の進化は、微妙と言えるかも知れませんね。
では、実際にY-3200を使っている他のユーザーの皆さんは、どのような感想を持っているでしょうか?
いくつかレビューを見つけましたので、次の頁でご覧いただきましょう。
Y-3200のユーザーレビュー
★「Y-3000がメモリーを新品にして付けても再起動地獄に陥るという故障に陥り、保証は残っていても修理に何週間もかかるというので(Y-3200に)交換した。コレにしたのは最新型というのもあるが、ミリ波レーダーで動体検知駐車監視というオプション機能に魅力を感じたから。バッテリー電圧で、早々に止まっちゃうこともないんじゃないかと思う。これでY-3000のようにバックアップ電源対応だったら最強だったかも知れないが・・・。」
★「暗所性能アップの文句に釣られて、3100から買い替えた(笑)。 本体だけの入れ替えで済んだので簡単交換。見た目は全く同じで、進化はよくわからない。」
★「最近のクルマはセンターミラー(ルームミラー)の裏側にセンサーが多く、ドラレコを設置する場所が限られる。更にボツボツのセンターバイザーを避けるため、本体レンズとフロントガラス面を、出来る限り近づけて設置する必要がある。この商品のステーでは理想的な設置が出来なかった。オプションパーツも無く、社外品のステーを利用してガラス面に近づける工夫が必要だ。少ないボタンに機能を盛り込んでいるため直感的な操作が難しく、緊急時は混乱すると思う。商品的には良い物だと思うが、実際の使用を考えると設計の詰めが甘いと思う。」
まとめ
Y-3000がY-3200にまで進化して、随分完成度は高まりました。
そもそも、Y-3000シリーズは一般タイプのカメラを使いながら、360度カメラに匹敵する画角の広さと高画質を手に入れたドラレコとして、大変評価できるものです。
3機種のうち、どれが最も高性能で完成度が高いかと問われれば、やっぱりY-3200と言えるでしょう。
ですが現在のところ(2025年4月)、同機の価格設定は高めです。
実用性から見れば大きな差はないのに、Y-3100を選べば1万3千円ほど安く買えます。
こんなに大きな価格差があるのなら、現状では、こちらの方がコストパフォーマンスに優れおススメです。
常に最高スペックを求めるユーザーは、Y-3200の方が満足度が高いのは確か。
それでもドラレコを、あくまで安全運転をサポートするアイテムとして捉えるなら、Y-3100で十分と私は考えます。
Y-3000はすでに旧態然としているので候補には入りませんが、Y-3200はもっと価格がこなれてから購入するのが賢明ではないでしょうか?
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