『70mai Dash Cam Omni』レビュー:取り付け楽な360度撮影対応ドライブレコーダー!

 

日本で人気のタイプのドラレコと言えば前後2カメラ式ですが、ネックとなるのが取り付け時、リアカメラのケーブル配線が面倒なことですね。

取り付けを業者に任せてしまえば何の苦もないものの、その費用は高く、前方カメラと合わせ少なくとも1万円以上必要になります。

 

今回ご紹介するのは、カメラ1台で前後左右360度対応するモデル「70mai Dash Cam Omni」です。

読み方は “セブンティマイ ダッシュ カム オムニ” 。

 

普通のレンズ1つで前後左右を録画でき、車のシガーソケットから電源を取るのであれば、自分で簡単に配線が可能ですよ。

このちょっと変わったスタイルの本機を、ユーザーレビューも交えながら検証してみたいと思います。




 

Dash Cam Omniの特徴

 

 

Dash Cam Omniを製造する70mai社は、2016年に中国上海で誕生したドライブレコーダー専門のメーカー。

多種ある中で本機は縦型カプセルデザインのモデルで、冒頭で述べた通り、1台のカメラで360度の視野をカバーできる仕様となっています。

 

球面レンズでなく、一般的なレンズでこれを可能としているのは、ドライバーの音声により、前後左右にカメラをクルっと回転させられるからなんですね。

音声は指定の英単語で発音する必要がありますが、レンズの視野が140度あることで、万が一後ろから煽ってくる車の映像を、後ろ・横・前方とくまなく残すことができます。

センサーはフルHD200万画素の画質ですが、コマ数を60fpsの高速で録画することで、滑らかな映像が得られるんです。

 

 

ストレージは一般のマイクロSDカードではなく、eMMCを使っています

eMMCと言うのはパソコンのSSDみたいなデータ記録デバイスで、これを採用することで面倒なフォーマット作業が不要になり、しかもカードのように1~2年で買い替えしなくても良く経済的

ただし、これを本体の内蔵して取り出すことができないことから、必要に応じて32GB・64GB・128GBの3種類のモデルを用意しています。

 

 

あと最近の多くの車に搭載されている、ADAS運転支援システムを搭載していることで、ADASのない古い車種には重宝する機能としているんです。

それから別売りの駐車監視オプションを使うことで、AIによる駐車監視ができるようになっています。

 

 

駐車中、マイカーに近づく不審な人物をAIが感知すると、カメラが自動的に340度まで回転してそれを追従、衝突が発生するとそのポイントで最大30秒間録画してくれますよ。

このように、カメラがぐるりと機械的に回転して録画できるところが、これまでのドラレコと違う最も大きな特徴と言えるでしょう。

 

Dash Cam Omniの画質

 

 

Dash Cam Omniは、特別高性能なセンサーを採用しているとはうたってはいません。

画素数は200万画素で、1920px1080pのフルHD画質と一般のモデルに多い仕様です。

4K仕様にすればより高画質化が可能ですが、その分メモリー量が必要になるので上書き回数が増え、ストレージに負担を掛けてしまいます。

 

なので、その代わり記録コマ数を60fps(1秒間に60コマ)に上げ、滑らかな動きで録画することで、高画質に見せているんですね。

簡単に言うと、カクカクしないスムーズな映像が得られる訳です。

 

では実際に、それを見てみることにしましょう。

あるユーザーが披露している動画をご覧になって下さい。

 


協力 ノブレッセ ch2さん

 

いかがですか。

200万画素フルHDでも、ドラレコとして見るなら十分キレイな映像だと思いませんか?

前を行く車のナンバーもハッキリ読み取れるし、夜間走行でも十分明るい映像となっていますよね。

 

では、すでに本機を手に入れて愛用している他のユーザーの皆さんは、使い勝手も含めてどんな感想を持っているのでしょうか。

いくつかレビューをピックアップしたので、次の頁で確かめていただきましょう。

 

Dash Cam Omniのユーザーレビュー

 

★「(車の)バッテリーが気になるため駐車監視機能は付けていないが、通常の機能だけでも問題ない。歩行者検知・前車の動き感知等、頼もしい限りだ。そのうちうるさく感じるかも(笑)。またスマホと接続して、直ぐ動画を落とせるのは有り難い。」

★「見た目も可愛いし画質も問題ない。駐車監視オプションも購入し、駐車監視もさせている。車両に乗り込む時に、運転席側と助手席側それぞれの振動?音?を感知し、カメラが瞬時にその方向に向き撮影してくれるので、きちんと仕事はしてくれているようだ。遊び心や可愛いドラレコを探している方にはピッタリだ。」

★「商品自体は動画などで熟知していたので設定も簡単だった。ただ音声認識が英語で、発音が悪いのか反応がいまいちだった。リアはこのドラレコだけでは不安なので、別のメーカーのドラレコを取り付けている。リアもセットであれば最高だった。」

★「ADAS(先進運転システム)が備わっているドラレコということで購入した。ドライブレコーダーの性能については、鮮明な映像品質で音声はクリアだ。昼夜問わずとてもクリアで、特に夜間の撮影でもナンバープレートがしっかり読めるのは大変助かる。ADASは言語設定の変更が可能なので、日本語に飽きたら英語にしたりして気分転換に最適だ。原付が前方にいるとひたすら注意勧告されるので、ぶつかる気がしない。」

 

まとめ(Dash Cam Omniの評価)

 

 

Dash Cam Omniはドラレコとしては個性的なデザインで、一般のスタンドアローン型では面白くないと思う人におすすめです。

1カメラ式モデルでありながら、球面レンズを採用せず、360度をカバーできるのは本機だけですからね。

 

しかしユニークなデザインだけで終わることなく、しっかり昼夜問わず高画質で実用性の高い製品としていることで、単にシャレで開発したのではないのは明らか。

ストレージもeMMCを内蔵してSDカードを用いてないのは、フォーマットは不要だしカードの劣化を心配することもないので、取り付けたらそのまま付けっぱなしにしたいユーザーにも重宝するでしょう。

 

録画した後のモニター再生は、本機の液晶モニターが1.2インチととても小さいので、専用アプリを使ってスマホで確認するのが必須となりますね。

それとデータをパソコンに移したい場合は、ワイヤレスではできないのでUSBケーブルでつなぐ必要があり、車内へパソコンを持ち込まないといけません。

このようにSDカードを車外へ持ち出せない不便さは、内蔵ストレージモデルのデメリットと言えるでしょう。

 

 

それからAIを使って駐車監視機能を機能させるには、上の駐車監視オプションを購入し、車のバッテリーから電源を供給させる必要があります。

駐車監視機能はいらないよと言うユーザーなら問題ありませんが、せっかくAIを駆使することを特徴としてうたうなら、このアクセサリーは付属させた方が良かったのではないでしょうか?

 

あと気になるのは、後方の録画はフロントからリアへカメラを向けて行うため、どうしても後方から迫る車は小さくしか写らず、ナンバーが確認できないこと。

ですがそのあたりも問題視しないユーザーなら、あまり重要ではないのかも知れません。

もし後ろの車を大きく写したいのであれば、別途、リア用ドラレコを設置する手もありますからね。

 

例えばMUFU MF-BDVR003Cを一緒に使えば、内蔵バッテリー駆動のため、フロントから配線のいらないポン付けができるので、簡単に解決できるでしょう。

本機はユニークで実用性も高いモデルながら、もしAIを利用した駐車監視機能がなくて良いのなら、取り付けをとても楽にできます。

人とは違う個性的商品に興味を持つあなたなら、70mai Dash Cam Omniはきっと納得できるドラレコになるでしょう。

 

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または

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