『KENWOOD DRV-630』レビュー:WQHDは高画質だが、フルHDでも充分キレイな映像

 

フルHDを超える高画質WQHD(ワイドクワッドHD)
搭載のドラレコ『KENWOOD DRV-630』
を、ユーザーレビューで評価してみたいと思います。

 

DRV-630は、実質DRV-610の新型となるモデル。

外観はほぼ変わらないのですが、
DRV-610の3M(2304p x 1296p)から更に性能アップ、
WQHD(2560p x 1440p)を実現しました。

 

これは、フルHD(1920p x 1080p)の
約1.8倍の情報量を備えたものになっています。

そのWQHDを搭載したDRV-630の実力とは、
どんなものなのでしょうか?




 

まずは、あるユーザーの方が録画した
サンプル動画をご覧下さい。


協力 R2cava n25さん

 

次に、他のユーザーの皆さんは実際に使って
どんな感想を持っているのか、レビューを取り上げて
機能や性能を検証、評価してみることにしましょう。

 

★「画面の美しさも十分で、画質はとても素晴らしい。操作も簡単だ。操作中はイライラすることもなく、30分位で設定が終わった。中学生でもできるほどで、直感的に操作できる。60代の親にプレゼントしたが、画面が大きいので高齢者にも見やすい。」

★「今までスバル純正ドラレコを付けていたが、壊れたので買い替えた。デザインも悪くなく、アイサイトに取り付けても干渉はしない。新しいだけに、凄くきれいに映る。ファイルは、最大5分の連続録画時間に設定でき便利。細切れ録画が緩和された。アイサイトとの干渉が怖かったが、それがなく安心した。」

★「画質は、ユーザーが求める必要水準を超えていると思う。その点は星5つなのだが、その他がダメ。まず、SDカードの抜き差しが非常に困難。かなり奥までカードを差し込まないと、ロックのオンオフができない。爪が短い人は、爪楊枝などが必要になる。また、エンコードにIMA ADPCMと言うマイナーな規格を採用しているため、Windows Media Playerでは音が再生されない。別途、公式専用ソフトもしくはVLCなどの動画ソフトが必要だ。速度記録が動画に表示される機能もない。公式専用ソフトでのみ、速度の確認が可能になる。」

★「使ってみて感じたこと。まず運転支援機能は、発進遅れの警告だけは十分実用的だ。他はあまり使えない。内臓バッテリーはあるが、駐車監視機能は本体だけでは1秒もできない。駐車監視の手段としての電源を取るキットは評価がまちまちなので、別の方法を試している。画質は良いが、当たり前だが高画質記録にすると、保存できる記録時間が短くなってしまう。」

 

さて、いかがでしょうか。

 

ここ数年前より、ケンウッドはドラレコの開発に力を入れ、
評判の良い製品を次々と世に送り出していますね。

新しいDRV-630は、
総画素数400万画素CMOSセンサーを搭載した

WQHD仕様になっています。

 

ドライブレコーダーとして、最高性能を誇る
機種と言って良いでしょう。

Gセンサー・HDR・GPS・数種の運転支援機能も搭載し、
機能としてないのはスマホで操作するWi-Fiくらいです。
(※姉妹機のDRV-W630はWi-Fi搭載)

 

多機能でありながら、本体での操作はシンプルですから、
あえてWiFi機能はいらないかも知れません。

しかしその代わり、データの取り出しには、
いちいちSDカードを抜き差ししないといけません。

 

レビューにもあるように、本機は
カードの抜き差しが少々やり辛い弱点があります。

旧DRV-610はダブルスロットになっていて、一方を
バックアップ用としてデータをコピーして取り出せたのに、
これがDRV-630になり廃止されたのは残念です。

 

それを考えると、スマホへデータを
伝送できると便利なのも確か。

この点にこだわる人ならWi-Fi機能が付いた姉妹機、
DRV-W630を選ぶのもアリかも知れませんね。

 

ところで、話題を画質の方に移しましょう。

 

サンプルの動画を見ていただいたように、
細かい文字も良く読み取れ、WQHDならではの
高画質を提供していると思います。

ただ、電線などにチラ付きや、一部
モアレのような模様も見受けられます。

 

フルHDでは気にならないのに、
WQHDに設定すると目立つようです。

これは、ケンウッドに限ったことではなく、
他社製品でもこういう傾向にありますね。

 

これを考えると、DRV-630でもWQHDに設定しなくても、
1921p x 1440pのフルHDで十分なのでは?と思います。

実際、DRV-610でも、フルHDで
申し分のない高画質でした。

 

また、フルHDにすることでデータ量を少なくできるので、
より長時間、カードに録画ができる訳です。

本機に付属するSDカードは16GB、WQHDには役不足で、
32GBなどもっと大きな容量のカードが欲しいところ。

 

それをカバーする意味でも、確実に映像の記録だけなら、
フルHDで充分ではないかと私は考えます。

ただそれでも、取り出したデータを編集して
作品として大画面で鑑賞したい人には、
WQHDはあった方が良いのかも知れませんね。

 

ドラレコ初心者にも使いやすいDRV-630ですが、
上級者にも満足度の高いドラレコとして、
おすすめできる製品なのは間違いないでしょう。

 

※この商品は現在販売されておりません

 

 

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2件のコメント

  • 徳田文典

    先日DRV-630を取り付けたのですがWinのムービーメーカーで編集ができません、動画編集できるソフトをご存知なら教えて頂けませんか?ちなみにWMPで音声は出ましたよ。Win10の映画・TVのプログラムでは音声は再生されません。

    • 徳田文典様、コメントをいただき有り難うございました。

      さてDRV-630で撮影したビデオファイルをWindows Movie Makerで編集できないとのこと。
      具体的な意味が分かりませんが、ファイルを読み込めないと言うことでしょうか?

      DRV-630の動画ファイルはMP4ですから、Movie Makerでも対応しているので読み込めるはず。
      なので、読み込み方に問題があるのかも知れませんね。

      ここではMovie Makerの使い方はご説明できませんので、
      一度、YouTubeなどで検索し、読み込み方を探してみてはいかがでしょうか。

      動画編集ソフトは多種にわたり、どれが良いかは使う方の好みもありますので、
      この場で紹介することは難しいです。

      いずれにせよ、Movie MakerでDRV-630の動画ファイルを編集することは
      可能であることだけはお伝えしておきます。

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