『セルスター RD-60』レビュー評価:RD-40とは価格など違いはどこにある?

 

ドライブレコーダーが普及して成熟期に入った現在、種類も豊富になり、選ぶ楽しみも増えて来ました。

そんな中、今までない新しい機能をプラスしたモデルが登場、話題になっています。

 

そのドラレコのモデルとは「セルスター RD-60」です。

それは、ドラレコが登場する以前からあった、レーダー受信機能を内蔵したもの。

 

今までありそうでなかった、ドラレコ&セーフティーレーダー受信機と言う訳なんです。

これまでレーダー受信機を車に装着していたユーザーは、ドラレコを追加したために、本体がダッシュボードとフロントガラスとにあることで、ゴチャゴチャしていました。

 

それがスッキリ、1つにまとめられるようになったのは、大きな変化と言えるでしょう。

今回は、このRD-60をユーザーレビューを交えながら魅力を追求、そして評価したいと思います。




 

セルスター RD-60がレーダー受信機能を持ったことのメリット

 

RD-60は、日本国内では一般に見られる、スタンドアローン型一体式、前後2カメラドライブレコーダー。

これにスピード違反を取り締まる、レーダー受信機をドッキングさせたのは既述の通り。

 

従来は、レーダー受信機を設置した上にドラレコを取り付けると、ダッシュボードとフロントガラスが賑やかになりましたよね?

ケーブルも増えることで、うっとうしくもなったでしょう。

それが1台に集約されて、見た目がスマートになるんです。

 

また、もし本体が分かれていれば、電源を別々に取らなければなりません。

それを合体すれば1つの電源で済むので、取り付けも楽になるのではないでしょうか?

 

本機はレーダー受信センサーを、フロントカメラ側に付けています。

本体をフロントガラス上部に装着することで、ダッシュボードに置くよりも受信性能が良くなるんですね。

 

ドライブレコーダーと、レーダー受信機の設置が必須と言うユーザーには、嬉しい商品だと思います。

本機は今までありそうでなかったモデルですが、ドラレコとレーダー受信機を合体させると、ドラレコが発する電波が障害になり、今まで商品化することは困難だったそうです。

 

セルスター RD-60の特徴

 

では、RD-60のドラレコ機能/レーダー受信機能、それぞれの特徴を見てみましょう。

ドライブレコーダーとしての性能は、フルHD200万画素STARVIS IMX307センサーを前後カメラに採用。

夜間でも暗部がつぶれることなく、明るく記録することが可能です。

 

 

フルHD200万画素なんて普通じゃん、と思われるかも知れませんが、ドラレコ本来の必要性能を考えるとこれで十分でしょう。

200万画素画素でも、自車に関わる相手の車のナンバーを読み取ることは可能だし、SDカードへの過度な負担も抑えられるので、決して画素数不足と言うことはありませんよ。

 

HDRも進化しており、トンネルの出口や逆光でも、映像の白飛びや黒つぶれを効果的に補正してくれるのも良いところです。

また、搭載しているGPSのお知らせ機能が優れており、ドライブ中の危険なエリア、例えば逆走注意エリアなど、安全運転に役立つ情報を表示と音で警告。

同様にレーダー受信機の機能として、オービスが設置されているポイントも、細かく知らせてくれるんです。

オービスは一般の固定型オービスだけでなく、レーザー式オービスにも対応。

そのため、移動式オービスを捉えることもでき安心ですよ。

 

 

ちなみに、情報は全てを表示させると結構うるさくなるので、必要な情報だけ選択することもでき、運転中に気が散ることはありません。

表示モニターは2.4インチのものを搭載し、タッチパネルで操作をします。

 

 

しかし、本体の大きさからすると少々小さく、正直なところ見ずらいですね。

何とか、3インチのものを搭載できなかったのか、とは思います。

 

あと、リアカメラへの配線ケーブルは9mのものを付属

これだけの長さがあれば、大型SUVやワンボックスワゴンでも十分で、不足することはないでしょう。

そのリアカメラは防水仕様ではなく、取り付けはリアガラス内側に行います。

 

 

電源は直結配線DCコードを付属しており、簡単にシガーソケットから取る仕様ではありません。

その代わり、シガーソケットにプラグを挿さないので、この方がダッシュボードがスッキリして良いですね。

なお、駐車監視機能(パーキングモード)を使うには、別途、常時電源コードを購入する必要がありますので注意して下さい。

 

セルスター RD-60とRD-40の違い

 

 

レーダー受信機能付きドライブレコーダーのRD-60には、姉妹機にRD-40があります。

この両機にはどんな違いがあるのでしょうか?

 

実はこの両機、仕様も機能も全く同じです。

違うのは付属するSDカードの容量で、RD-60は64GBとなり、RD-40は32GBと少なくなっています。

なので、少しでも購入価格を抑えたいとか、このシリーズは128GBまで対応するので、初めから別途に大容量カードを買うつもりなら、RD-40で事足りると思います。

ですが、付属するカードを生かしたいのなら、RD-40との価格差は少ないでしょうから、RD-60を選んだ方が良いでしょうね。

なおRD-60/40はどちらも、SDカードメンテナンスフリーとなっており、定期的なフォーマット作業を行う必要がなく便利になっています。

 

さて次に気になるのは、録った映像の画質だと思います。

そこで、実際に録画したユーザーの動画で、確かめることにしましょう。

 


協力 クルマ買う系チャンネル「ワンソクTube」さん

 

いかがですか。

フルHD200万画素機として、納得できる画質ではないでしょうか?

画角的にもフロントカメラは水平123度、リアカメラは水平117度と最低必要な108度をクリアしており、十分に広角ですね。

 

では、本機をすでに愛用している他のユーザーの皆さんは、どんな感想を持っているのでしょうか?

いくつかレビューを集めましたので、次の頁をご覧いただきましょう。

 

セルスター RD-60のユーザーレビュー

 

★「画面が気持ち大きくてもいいような気もするが、機能重視なので特に言及することはない。ドラレコ前後+駐車監視+レーザー・レーダー探知機一体型という点は最高。今まではドラレコとレーザー・レーダー探知機を別で使用していたが、電源取り出しが二か所必要になることから始まり、レーダー探知機はサンシェード展開時やダッシュ保護マット(劣化・反射防止)を使用する際には、切り抜いて併用することになり美しくなくなってしまっていたので、とても良い。」

★「ドラレコとレーダー受信機との組み合わせは、ありそうでなかった商品だ。機能的には不満はなく、レーダー探知は誤操作もあるものの、こんなもんかと思う。車内がすっきりして良かった。SDカードは256GBのものも使えている。画面が小さいのが唯一の欠点だ。」

★「ソケットからの電源取りならまだ何とかなるが、ヒューズボックスからは無理。今の車、バッテリー外したらメモリー飛ぶし、メモリーキープする道具は持って無いし。ショップに取り付け聞いたら2万円。自分みたいなまったくのド素人には、取り付けは無理。」

★「まあ発売されてそれほど経ってないから仕方ないが、もう少しお求めやすい価格設定にしてほしかったなぁ~と思う。探知機としての機能面では、申し分ないと言ったところだろうか?(若干レーダー反応の誤作動は多め)ドラレコとしての機能は本体の大きさの割に、画面が2.4インチと小さめで不満な部分・・・。わざわざ運転席側に設置したのに目を細めて、目視しないと画面からの情報が分かりづらい。」

 

セルスター RD-60の評価

 

 

以上の記述を踏まえ、ここから私がRD-60を評価してみましょう。

ドラレコとレーダー受信機が一体になった複合機が、今までなかったことに私も疑問に思っていましたが、そんなもんだと特に気にしていなかったのは事実。

ですが、考えてみると画期的な商品だと、今回本機を見て感じました。

 

本機のデメリットを先に述べると、やっぱり、これほど多機能で表示内容も多いのにもかかわらず、モニターが何とも小さいことですね。

せっかくGPSお知らせ機能が充実していて、次々と「注意!注意!」と音声で教えてくれるのに、表示が小さくて読み取れないのは残念な気がします。

次に出る新型では、ぜひボディの大きさを変えずに、3.0インチ程度までモニターを大きくしてもらいたいです。

 

とは言え、ドラレコとレーダー受信機を合体したメリットは、とても計り知れない魅力的なもの。

ドライブが大好きなユーザーには、たまらない商品であるのは間違いないでしょう。

 

それから12時間パーキングモードをぜひ使ってもらいたいと標準で直結電源コードを付属したのも〇と言えますね。

RD-60を購入しようと考えるユーザーは、ドライブそのものにこだわる車好きでしょうから、あえてシガー電源タイプを望む人は少ないと思います。

 

 

さらに本機は日本製であり、メーカー保証期間も3年間付いています。

これこそ、ドラレコ上級者向け商品であることに間違いはありません。

 

価格は複合機だけに高めです。

しかし、ドラレコとレーダー受信機を、どうしても両方欲しいユーザーには、見た目スッキリで配線もゴチャゴチャしないことから、高過ぎるとは感じないのでは?

本体をポン付けしたら、あとは保険としか考えないこだわりのない人には、不向きなモデルであることも確かでしょう。

 

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