しっかりドライブレコーダーを装着して、安全運転に努めるあなたは、きっと愛車のメンテナンスも怠ることはないでしょう。
定期的なワックスがけを行い、ピカピカに磨き込んでいるのではないでしょうか?
しかし、一口にワックス作業と言っても、それに掛かる手間と時間は多大。
なので、少しでもワックス掛けの回数を減らすなら、ワックスではなくガラスコーティングするのが効果的でラクです。
ところがガラスコーティングは業者に頼めば料金がかさむし、かと言って自分で施行するには、ムラが出やすいなど作業にコツが必要なのは否めません。
とは言え、もし手間ひま掛けずに、自分で手軽に施工できるガラスコーティング剤があったら、気になるのではありませんか?
そんなウソのような商品が、実はあるんです。
それが、日本ライティングが販売する「ゼウスクリア シラザン50」。
れっきとしたガラスコーティング剤でありながら、スプレー式を採用し、手間を掛けずにムラなくコーティングできる商品なんです。
今回は3年間の持続力を持つと言う、このゼウスクリア シラザン50を、額面通りの効果があるのかユーザーレビューを交えて検証、そして評価してみたいと思います。
ゼウスクリア シラザン50は業界初のスプレー式ガラスコーティング剤だ
ゼウスクリア シラザン50は、近年流行のボディにガラスの被膜を作り、塗装を保護するコーティング剤です。
紛らわしい “ガラス系” コーティング剤ではなく、”ガラス” コーティング剤なので汚れや紫外線に強く、メーカーは「3年間ノーワックスでボディを保護する」と述べています。
この 「3年間」と言う値は、他社のガラスコーティング剤と同等で、ほぼこれがスタンダードとみて良さそうですね。
ガラスコーティングは、業者で施行してもらうものと自分で施行するものがあり、コスパで言えば自分で施行する方が圧倒的に高いです。
ただ自分で行うにはやはり手間と時間が掛かり、ワックスと比べると、塗布に多少のコツが必要なのがデメリット。
液剤を含んだスポンジで素早くサーッと作業しないと、ムラになってしまう恐れがあるんですね。
そこで登場したのがゼウスクリア シラザン50と言う訳。
2種類の液剤をスプレーボトルに入れて混ぜ、噴霧しながら付属のマイクロファイバーで拭き上げるだけで、ムラなく仕上がり時間も掛かりません。
手軽で簡単に作業できるスプレー式と言うのが、本製品の最大のメリットになります。
これ、業界初のガラスコーティング剤なんですよ。
ガラスコーティング剤で人気の製品に、ピカピカレインプレミアムがあります。
非常に高性能で評判の良い商品ですが、スポンジで塗布するタイプなので、当製品はこれが弱み。
本製品はスプレー式と言うことで、手間と時間が掛からずムラができにくいことで、優位に立っています。
しかも樹脂部分や金属部分、また他製品では不可能なフロントガラスにも塗布がOK。
ボディに限らず、ガラスでも水ハジキの効果が体感できるのです。
このように、他のガラスコーティング剤よりメリットが多いのが、ゼウスクリア シラザン50の強みと言えるでしょう。
ガラスコーティングするならそのデメリットも知る必要がある
数あるガラスコーティング剤の中で、スプレー式コーティング剤のゼウスクリア シラザン50は、メリットの多い商品です。
ですが、ガラスコーティング剤と言うのは、独特のデメリットもいくつかあるので、これを最初に知っておく必要があります。
これは本製品に限ったことではなく、ガラスコーティング剤全体に共通することです。
ガラスコーティング剤はワックスとは違い、ボディをコーティングするだけなので、塗装面の汚れを落とす機能がありません。
そのため液剤をコーティングする前に、ボディをキレイにシャンプー洗車する、下地処理をしないといけません。
ワックス剤や汚れを落とさないままコーティングすると、そのままこれらも一緒にコーティングしてしまいます。
なのでまずは、これらをしっかり除去する作業をしないといけないのです。
ワックスのように汚れ落としの機能のあるものは、事前に簡単な洗車で済みますが、ガラスコーティング剤はしっかりとシャンプー洗車が必須。
そのために本製品は、専用のシャンプーが付属しています。
まずこの手間が、ワックス作業にないデメリットですね。
それからさらにガラスコーティング剤は、ボディの塗装面のほか樹脂部分や金属部分も塗布可能ですが、ゴム材の部分に塗布してはいけません。
液剤がゴム材に触れてしまうと、ゴムが変色したり変質してしまうのです。
ワックスならあまり気にしなくても良いのですが、ガラスコーティング剤はタブーです。
それからガラスコーティング塗布後は、長期間洗車だけで艶や水ハジキが続きますが、洗車したら直ちに水分を拭き取る必要があります。
なぜなら家庭での洗車に使う水道水や井戸水には、ケイ素と言う成分が含まれているからです。
ケイ素は、せっかく塗布したガラスコーティングを、溶かしてしまう危険があります。
コーティングが溶けてしまうとケイ素と結合して、イオンデポジットと言うシミが塗装面に残ってしまうんですね。
そのシミが残ってしまうと、簡単に除去することは不可能になります。
なのでガラスコーティング施行した車を洗車する時は、洗ったらすぐに拭き上げて、ボディに水分が残らないようにしないといけないのです。
この点も、ワックスを塗布した場合とは違うデメリットと言えるでしょう。
ちなみに、ガラスコーティングを施行する業者さんは、リスクを避けるため水道水などは使わず、ケイ素の入っていない純水を使うんだそうです。
と言うことでこれからシラザン50など、ガラスコーティング剤を使おうと思っている人は、今述べた3つが大切。
①コーティング前にしっかりシャンプーして洗車する
②ゴム部分には液剤を塗布しない
③コーティング後の洗車時は素早く水分を拭き取る
これらを鉄則として覚えて下さい。
そうすれば、あなたの愛車は長期間キレイに保護されますよ。
ゼウスクリア シラザン50 スプレー式ガラスコーティング剤施行の様子
では実際の作業は、どんな感じで行えば良いでしょうか?
作業の様子を撮影した、あるユーザーの動画がありますので、ご覧いただきましょう。
協力 みじゅ【車と洗車ちゃんねる】さん
ご覧の通り、コーティング前にしっかりシャンプー洗車が必要ですが、コーティング作業そのものはスポンジでの塗布とは違い、はるかにスピーディーなのがお分かりになったと思います。
黒や紺のような濃色車は、特にツヤツヤ感が際立つようですね。
コーティングが完了した後は、24時間ほどで完全に液剤が硬化するので、それからは基本2~3週間に1回の割合で洗車を行えば、長期間の輝きと撥水効果を保てるようです。
では他のユーザーの皆さんは、本製品にどんな感想を持っているのでしょうか?
いくつかレビューを集めたので、次の頁で確認していただきましょう。
ゼウスクリア シラザン50 スプレー式ガラスコーティング剤ユーザーレビュー
★「全塗装したてでコンパウンドの油分等が残っていたが、付属のシャンプーで洗車したら大体油分は落ちたようだ。あとはスプレーして拭くだけだが、ボディだけにスプレーして付属のクロスで拭くと拭いた線傷が入りやすいので、クロスにも数プッシュスプレーして少し湿らせた方がいいかもしれない。車庫保管で冬は乗らないため、あとは乾燥させるだけで終わりで非常に簡単だ。艶感はワックスにも負けず劣らずで、簡単コーティングより深みがあるように思う。」
★「納車されたその日に付属のシャンプーで洗車し、施行してみた。真冬の施行でちゃんと硬化するのか心配だったが、硬化促進剤が付いていたので安心した。全くムラにならないし施行も簡単。ガラスもホイールも施行して、30分ほどで終わった。艶が出たのがわかる。後日雨が降ったが、フロントガラスの水滴が飛んでいく!ボディの水滴も水玉になって滑り落ちて行くのがわかる。明らかに汚れが付着しにくい。しばらくは洗車だけで美しさを維持できそうだ。ガラスコーティングの革命だと感じた。メンテナンス剤も購入しようと思っている。」
★「説明書通り施行したつもりだが、その日の夜中に雨。車を見ても雨粒さほどコロコロせず。側面にも水滴ついている状態。心配になりメーカーに連絡し状況を説明するも、もう一度商品を購入して施行するか、メンテナンス剤を購入して使用するかとのこと。その時はそんなものかと電話を切ったが、よくよく考えてみると、施行した翌日にメンテナンス剤を薦めるとかありえないと思った。一万円以上する物をもう一度購入する気にもならず・・・どうしたものか。ここまで正直な気持ちを書いたが、口で強く吹けば水滴は動くし、全く効果がないとは言わない。施行は日中気温15度位pm3時頃終わり夜12時頃から雨が降った訳だが、それも良くなかったのかも知れない。またメーカーの方に言われたのだが、施行時の水は絶対厳禁のこと。それはわかるが、一般家庭にある道具は限られており、どうしても付属のシャンプー洗車後多少の水が出てくる。」
★「施行は素人の私でも簡単だった。車庫が日陰で雨粒が二日間位乾かない状態の時もあるが、洗車で問題なく渇水している。三週間経ったが今のところ問題無し。後は雨に濡れたときの花粉跡がどうなるかわからないが、日本ライティングの見解はどうなのだろうか。」
ゼウスクリア シラザン50 スプレー式ガラスコーティング剤評価
ゼウスクリア シラザン50は、業界初のスプレー式を採用していることで、他のガラスコーティング剤よりも手早く施行することが可能です。
これは本製品が、本物のガラスコーティング剤であることを考慮すれば、非常に凄いことだと言えます。
ただメーカーのうたい文句通り、本当に3年間、施行時のまま輝きを維持できるかどうかは、未知数ではないでしょうか。
極力3年に近付けるためには、まず施工前にキチンと付属のシャンプーを使い、油分と汚れを落として完全に水分を取った後、コーティングする必要があるでしょう。
コーティング後24時間は雨に当たらないようにし、洗車は3週間に1度はサッと行い、その上で水分を完全に除去しないといけません。
車の保管は基本車庫の中とし、そしてなるべく炎天下に駐車しない。
さらに時々、別売のメンテナンス剤を使用すれば、可能ではないでしょうか。
とは言っても現実には、これを守れるユーザーは少ないでしょうから、額面通り3年間施行時の輝きを維持するのは難しいかも知れませんね。
それでもワックスより施行が簡単で、細かいメンテナンスなしで長期間愛車を守れるのは、事実と言えるでしょう。
大切な愛車をいつもキレイにしておきたいけれど、普段忙しくてなかなか世話できない車好きのあなたには、ゼウスクリア シラザン50はおすすめのガラスコーティング剤だと思います。
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