近年、ドラレコは四輪車だけでなく、二輪車にも適したモデルが普及しつつあります。
しかもバイク用にも前後2カメラ式モデルがあり、四輪車と同等の勢いで売れつつあるんです。
バイクには四輪車と同じように、車体にバッテリーを積んでいるので、2カメラ式モデルも可能になったんですね。
一方、二輪と言っても自転車は搭載するバッテリーがないので、2カメラ式を搭載することができません。
本体内部にバッテリーを内蔵する、1カメラ式モデルが主流です。
でも、両方を1つで対応できるモデルがあるのを、あなたはご存知ですか?
それが「デイトナ MiVue M777D」です。
バイクなら前後カメラを、それぞれ車体に取り付け2カメラ式ドラレコとし、自転車にはフロント本体をヘルメットに装着して、1カメラ式ヘルメット型ドラレコとして使えるのです。
今回はこのMiVue M777Dを、ユーザーレビューを参考にしながら魅力を追求し、そして評価してみましょう。
デイトナ MiVue M777Dはバイクに取り付けて2カメラ式ドラレコになる
まずはメーカー提供の動画で、MiVue M777Dのプロモーションを、ご覧いただくことにしましょう。
これで、おおよその商品概要を把握できると思います。
本機は、フロントカメラとリアカメラがセットになった、前後2カメラ式バイク用ドラレコで、雨天にも耐えられるIP67の防塵・防水設計です。
センサーは、1080PフルHD200万画素STRVISを前後に採用、夜間でも明るく記録することができます。
フロントカメラ筒型ボディとなっているため、Wi-Fiを介し、スマホアプリでコントロールする仕様。
素材は丈夫な金属を採用しており、高級感を感じるところは、さすが日本メーカー製モデルですね。
電源はバイクのバッテリーから取るため、12V電源ケーブルが付属しています。
取り付けは、ユーザー自ら行うにはやや困難が伴うものの、ある程度電気知識がある人であれば、ちゃんと完了できる難易度レベル。
取り付け位置の確認はスマホで微調整しますが、録画中はリアルタイムでモニターすることはできません。
録画したデータは、ダウンロードしてスマホでモニターするか、SDカードを取り出しPC等で確認することになります。
ではここで、あるユーザーが録画した走行動画がありますので、ご覧いただきたいと思います。
画質など、写り具合に注目して下さいね。
協力 kanekomugisyuさん
いかがですか?
全体的にクリアで先行車のナンバー程度なら、ハッキリ読める画質は持っているんではないでしょうか。
デイトナ MiVue M777Dはヘルメットに取り付けて自転車用ドラレコに
さてM777Dはフロント本体を取り外し、ヘルメットに装着すれば、単独で1カメラ式ドラレコとして使うことが可能です。
本体に1.140mAhのバッテリーを内蔵しているので、これを使えば約2時間録画させられるのです。
つまりM777Dは、バイクだけでなく自転車用ドラレコとしても使える訳。
付属品にヘルメットマウントがあるので、これでヘルメットに取り付けられますよ。
2023年4月から、自転車にもヘルメット着用が努力義務となりました。
それだけ自転車走行にも、危険が伴うことが認識されたのです。
ならば、ヘルメット着用と同時に危険場面を記録して、あなたの身をサポートするドラレコの併用が有効になるでしょう。
しかも、もしあなたが「自転車しか乗らない人」でも大丈夫。
M777Dはセットだけでなく、付属品を始め本体だけでも、バラバラに購入できるシステムになっています。
なのであなたが自転車オンリーのユーザーでも、本体とヘルメットマウントだけ購入すれば、安く本機の高画質が手に入るんです。
では、実際にM777Dを愛用しているユーザーの皆さんは、本機にどんな感想を持っているのでしょうか?
いくつかユーザーレビューを集めましたので、次の頁でご覧になって下さい。
デイトナ MiVue M777Dのユーザーレビュー
★「2018年式MT-095に取り付けた。取り付け位置は左ミラーに共止めするため、デイトナのナンバーステーを使用した。配線が目立たないように取り付けるには、カウルシート下の配線を上手く配線する必要がある。時間的にはトータルで5時間程度。電源類、カメラ用追加配線が長いので、納めるのに苦労した。アプリは特に不具合もなく接続できて映像も綺麗だ。またパーツ毎に別売りで購入できるのはいい。」
★「最近のバイクはシート下のスペースが小さくどうにもならないが、本機はどうにか押し込めるレベル。ただ本体とカメラを繋ぐコネクタが大きいため、ケーブルなどの取り回しに苦労する。カメラ本体はちょっと大きいが、まあ許容できるレベル。メーカー提供のソフトの出来もまあまあで、割りと使える。サポートは国内のデイトナで素早い対応である。今のところ満足。」
★「リアの軽いカメラが、両面テープと結束バンドで固定できるようになっているが、重たいフロントが両面テープだけの固定では、単気筒の振動が大きいバイクなので不安なのと、フロントに平らになる部分が無いので取り付けステーを自作し、両面テープと結束バンドで固定した。アプリの使い勝手はまあまあで、スマホの画面を見ながらカメラの固定位置を決めた。MiVue Managerを使って記録映像から取り出した画像で、まあまあ奇麗だと思う。」
★「マイクロSDを取り出す蓋の固定ビスが小さ過ぎる上に、磁石に付かないので、バイクに搭載した状態でマイクロSDを取り出すのは、ビスを無くす元だ。ただ本体はこの手の物の中では一番小さいので、場所選びには苦労しないと思う。画質に付いては”可も無ければ不可も無し” 。ステーに関しては純正品がお勧めだ。」
デイトナ MiVue M777Dの評価
ここからは以上の記述を元に私がMiVue M777Dの評価をしてみたいと思います。
本機を評価できるところは、何と言ってもバイク用でありながらも、前後2カメラ式ドラレコとなっていることでしょう。
バイクは二輪車であるだけに、危険に遭遇する確率は四輪車以上で、録画するならカメラは前後あった方がやはり安心です。
ただ2カメラ式だと、バッテリーまでの長い給電用ケーブルが必要になるだけに、加えてリアカメラのケーブルも必要となると、特に配線に苦慮することになります。
ただこれは本機に限ったことではなく、バイク用2カメラ式モデルは皆同じ。
それでも他のモデルと比べると、フロントカメラ本体が比較的小型なことで、多少は取り付けが楽だと言えるでしょう。
また本機は配線をしなくても、バッテリーを内蔵しているので、フロントカメラ単独で稼動できます。
これは、つまりバッテリーを搭載していない、自転車にも使えることになりますね。
しかも前頁で述べたように、自転車だけに使うだけなら、付属品が全て付いたセット品を買わずに、単品で買って予算を抑えることが可能。
このようなシステムになってることで、バイクに乗らないユーザーにもおすすめできる訳です。
内蔵バッテリーだけでは、2時間ほどしか連続録画ができませんが、自転車のサイクリングなら、何とか事足りることが多いのではないでしょうか。
そう考えればM777Dは、バイクにも自転車にもどちらも対応するドラレコとして、高く評価できるでしょう。
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