『煽り運転』加害者の心理:これを探れば煽られる側の運転姿勢に問題があるのが見えるぞ!

 

ドライブレコーダーが随分と普及した現在ですが、でも、相変わらず煽り運転事件が後を絶ちません。

摘発された件数は増えてはいるものの、煽り事件自体が減っていないのが実情です。

煽り事件そのものが減らない理由は、ある専門家によると、そもそも人間は強くなりたい・自分を大きく見せたいと言う、本能から起こっているからだと分析しています。

 

それだけではありません。

本来被害者であるドライバー側にも、煽られる原因を作っていることも減らない要因だ、とも言っています。

 

これは一体どう言うことなのか?

今回は煽り運転する加害者の心理と、煽られる側にある問題に触れ、そして事件を起こさせない方法と、起きた時の対策について述べてみたいと思います。




 

煽り運転加害者のその時の心理状態とは?

 

 

普段からキレやすい人・偏屈な人っていますが、こんな人は車中に限らずどこにいても人の輪に溶け込むことができません。

いわゆる世間で言う変人です。

 

そんな変人でも免許の取得は可能なので、そんな人に煽られてしまったら、何とも不幸としか言えないでしょう。

2017年と2019年に起こった、高速道路上での煽り運転加害者2人などが、それに当たると思います。

そんな人間に遭遇する確率はまれではありますが、でも遭ってしまったら、警察に助けを乞うことしか逃れる方法がありません。

 

 

二度と事件を起こさせない対策としては、事件を起こした時点で、永久に免許を取り上げることしかなさそうです。

本当は免許を取得する際に、人間性を見抜くテストを行ない、免許証を与えないことが最善ですが、難しいことなんでしょうね。

 

で、今回話題にしたいのは実はこの変人ではなく、普段は温厚なのに、何か状況の変化で性格が一変してしまうような人です。

とは言っても極端に変わってしまうのではなく、そのような傾向にあるような人のこと。

あなたの近くにも、1人や2人いるのではありませんか?

 

 

会社の中では(つまり公人になれば)従順な社員なのに、家庭に戻ると(つまり私人になると)、威張って高圧的な態度を取る人です。

これは、特に女性より男性に多いと思います。

 

インターネットで検索すると、このような人は多いと言うより、現代ではむしろ一般的に存在する傾向にあるのだとか。

車を走らせる場(道路)は公の場なのに、狭い閉ざされた場(車内)は私人の場です。

そのためこのような人だと、車内で家庭での態度が出てしまい、他車の動きが気に入らないとなれば、公の場で走らせているのに、ついカッとなって煽ってしまうんですって。

 

1つの例としてあなたが車を運転する際に、人を急いで迎えに行くとしましょう。

しばらくして、前方が渋滞して思うように走れなくなると、「クソ何やってるんだ、早く走れ!」と、イラつくことはありませんか?

そしてその時の気持ちがグ~っと高揚すると、無意識のうちに、煽り運転をしてしまいそうに・・・。

 

 

これこそが、つい、煽り運転してしまう人の心理状態なんです。

これはあなただけでなく私も、時と場合によっては、煽り運転の加害者になってしまう危険をはらんでいると言うこと。

お分かりいただけたでしょうか?

 

煽り運転のきっかけは煽られる側に問題がある場合も多いって?

 

 

普段から車を運転するドライバーの中には、ちょくちょく後ろから煽られて、怖い思いをしている人がいると思います。

これは、たまたまそんな場面に遭遇しているのではなく、その人が気が付かないうちに、自ら煽られる原因を作っていることがあるんじゃないでしょうか?

 

 

例えば、制限速度以下で走ることこそないものの、やたらブレーキを踏んで、ストップランプを点滅させるドライバーです。

これは、後続車をイライラさせる要因となるもので、私もカッとなってしまいますね。

何で意味もなく、そんなにブレーキを踏むんだろうと思います。

 

それから隣の車線の斜め前を走る車で、ウインカーを出したと思ったら、いきなり車間も取らずこちらへ車線変更するドライバー

こんな車に遭遇したら、ホントびっくりしてしまいますよね。

 

かつて私も一度遭遇したことがあり、カチンと来て煽りこそしませんでしたが、次の信号ストップで車を降り注意しましたよ。

そしたらそのドライバー(女性)いわく、「ウインカーをちゃんと出したから私は悪くない!」と、逆ギレされてしまいました。

 

なので「ナニ言ってるの!ウインカーを出して、後ろに車がいないことを確認したら、初めて車線変更するんだよ!」と言い返したところ、けげんな顔をして、青信号をきっかけに発進して逃げて行きました。

直後に後からクラクションを鳴らされたので、私もすぐに車を出しましたが、その時は非常に気持ちがモヤモヤしたものです。

 

また、側道からこちらの道へ入ろうとした車が、一時停止を無視してそのまま進入、危うく衝突しそうになったことも・・・。

止まれの標識の文字が読めない人だったんでしょうかねぇ?

 

その他にも片側一車線の交差点で、前方の車が信号待ちをしている際、右折しようとしているのですが、思いっ切り左に寄って待機していることも多いですね。

これではこの車が右折を完了しない限り、後続の私の車は、脇をすり抜けて直進することができません。

免許を取る前、交差点で右折待機する時はできるだけ右に寄るようにと、自動車学校で習わなかったのでしょうか?

 

 

このように、自分で煽られる原因を作っていることも、問題だと思うんですね。

これらはほんの一例ですが、だから煽られるんだと言うことに気付かない限り、いつまでもこの人達は煽られ続けてしまうでしょう。

結果、警察が摘発を強めても、劇的に煽りが減ることはないのです。

 

ちなみに、こちら▼の動画をご覧下さい。

こんなドライバーが煽られやすいことを、例として紹介してますよ。

 

協力 @user-pg1mt3dp4pさん

 

煽られやすい人が被害者にならないためにはどうすれば良い?

 

 

では煽り運転を少しでも減らすため、煽られやすい人が被害者にならないようにするためには、どうしたら良いでしょうか?

それには自分が煽られやすいと思うなら、自らの運転の欠陥があるのを認識すること。

 

認識させる確実な方法として、誰か運転の上手な家族か友人に助手席に乗ってもらい、運転姿勢のアドバイスを受けることですね。

走行中ハンドルがフラフラと左右に揺れてはいないか、やたらブレーキペダルを踏んではいないか、きちんと運転席シートを正しい位置にセットしているか、など助言をしてもらいましょう。

 

あなたがアドバイスを受ける側だとして、もらう助言が不服だと感じても、決して口答えはしないように。

自分は、いつも正しい運転をしていると自信があったとしても、第三者の目を通して見ればおかしいこと・不自然に感じることって、きっとあるに違いありません。

 

煽られやすい人の特徴として、普段からスピードメーターなど、計器類にあまり目をやらない傾向があるそうです。

スピードメーターをちょくちょく見ることで、正しいスピードで走っているか、走りそのものにムラがないかどうかが分かります。

 

またルームミラーは見るのに、サイドミラーは見ない人って意外に多いんだそう。

これだと、車線の間を右に寄ったり左に寄ったりするので、しっかりサイドミラーを見て車線を確かめましょう。

 

 

素直にアドバイスを受け入れ、運転姿勢を改善する努力をするなら、必ず煽られる機会は減るハズ。

つまり結果として、煽られる被害者にならなくて済むと言う訳ですね。

 

煽られやすい運転を正したのに煽られてしまった場合は?

 

 

さて、煽られやすいドライバーが、自らの運転姿勢の欠陥を正すことだけでも、少なからず煽り事件は減るだろうと私は思います。

冒頭で述べたように普通のドライバーなら、イラっとする運転をする車に遭遇しなければ、煽り運転などしようとしないからです。

 

 

ただ気になるのは、まるで趣味のように、何でもない車に煽りを仕掛けてくる車。

少数ながらも存在するこんな車のドライバーは、いわゆる変人と言われる人物なので、前もって防御する手立てがありません。

 

しかし良く見ると、そんな車は何となく動きが怪しいもの。

こんな車を見つけたら、かかわらないのが一番なので、さり気なく離れましょう

どこか道路脇か、近くのコンビニ駐車場へ退避するのが良いですね。

 

でも、不幸にも相手に進む道を塞がれ、停車させられてしまったら・・・?

できるだけ落ち着いて、相手の出方を伺いながら、勇気を持って110番通報すること。

 

 

もし携帯電話を持っていなかったら、相手の目を見ないで、何を言われても一切無視するようにしましょう。

無視を続ければ相手は面白くなくなるので、しばらくすればその場を立ち去るハズです。

 

 

ただし、この一件を後から警察に報告するために、前もってドラレコを装着しておくことをおすすめします。

あなたが恐怖で何もできなかったとしても、ドラレコは淡々とその場の様子を記録してくれますからね。

物言わぬ目撃者になってくれるのは、間違いありません。

 

そしてその際注意することは、被害に遭っている間に、絶対エンジンを切らないようにすることです。

エンジンを切ってしまえば、ドラレコは録画を停止してしまいますからね。

以上を良く理解した上で、煽らない・煽られない、楽しいドライブを満喫しましょう。

 

 

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