『トランセンド DrivePro 20』レビュー評価:バイクに最適なヘルメットカメラ型ドラレコってどうなの?

 

2023年4月からバイクだけでなく、自転車もヘルメット着用が努力義務になりました。

つまり、それだけ自転車に乗る際の安全が、重要視されるようになった訳です。

 

考えてみれば自転車もバイク同様、基本的に、車道を走ることを義務付けられているのですから、ヘルメット着用も呼び掛けるのも当然でしょう。

ならば、ヘルメットと一緒にあったら役立つのが、ドライブレコーダーと言えるかも知れません。

 

そんな、バイクだけに限らず自転車にも手軽に使える、ヘルメットカメラ型ドライブレコーダーがあります。

その1つが「トランセンド DrivePro 20」です。

 

バッテリーを本体に内蔵し、配線不要で充電さえしておけば、すぐにヘルメットに装着して録画開始できるモデル。

今回はこのトランセンド DrivePro 20が、どのように二輪車に適したドラレコなのか、ユーザーレビューを参考に魅力を探り、そして評価してみましょう。




 

トランセンド DrivePro 20の特徴とは?

 

 

DrivePro 20は、二輪車専用に開発された1カメラ式ドラレコで、付属のアタッチメントを使い、ヘルメット等に取り付ければ準備完了です。

本体にはスイッチが1つあるだけで、設定操作はWi-Fiを介し、スマホアプリで行う仕様。

内蔵のリチウムバッテリーで、約2.5時間録画が可能です。

小さなサイズとわずか74gの重量から、ヘルメットに着用しても気にならない大きさと重さで、軽快に使えますよ。

レンズは明るさがF2.8、画角は対角140度で、ドラレコとして十分広角です。

衝撃にも強い設計なので、気兼ねなく普段使いできることが、最も注目すべき特徴と言えるでしょう。

 

トランセンド DrivePro 20はヘルメットカメラとどう違う?

 

 

DrivePro 20は、外観だけ見ているとアクションカメラの仲間である、ヘルメットカメラと似ていて違いが分かりません。

確かに、ヘルメットカメラも動画を撮るので代用が利くことで、わざわざヘルメットカメラ型ドラレコがなくても、何の問題もなさそうです。

 

しかし本機は、ドラレコに採用されることが多い、SONYのSTARVISセンサーを搭載。

夜間暗い場所での走行でも、明るく鮮明に録画できるんですね。

またドラレコには常識になっている、WDR機能も付いています。

トンネル通過時の出入り口で起こる、白飛びや黒つぶれ現象を少なくできるんです。

 

さらにドラレコならではの機能として、Gセンサーが付いています。

万が一の事故の衝撃でGセンサーが働くと、その時の映像データを、別ファイルでイベント記録してくれますよ。

 

ドラレコはループ録画方式となっていて、保存するSDカードの容量が一杯になると、古いデータから少しずつ上書き録画を続ける仕組みなんです。

なのでこの機能がないと、大事な録画データが上書きされないように、事故後直ちに録画を止めるか、カードを交換しないといけません。

 

 

Gセンサーがあると、自動的に衝撃の瞬間のデータを別ファイルで保存するので、その必要がなくなります。

これらの機能は、通常ヘルメットカメラには搭載されていないので、あくまでドラレコとして使用するのであれば、本機の方が便利と言う訳なのです。

 

その代わりではありませんが、DrivePro 20には手振れ補正機能が付いていません。

ヘルメットカメラであれば、手振れ補正機能を搭載する機種があるんです。

なので逆に本機は、アクションカメラとしての使用は、おすすめではありません。

 

ではここで、あるユーザーが実際に録画した、DrivePro 20の夜間走行動画がありますのでご覧下さい。

画質など写り具合も、チェックして下さいね。

 

協力 郭秉璁さん

 

いかがですか。

ドラレコとして画角は広いし、記録動画として見る限り、夜間でも十分な画質を持っていますよね。

 

次に他のユーザーの皆さんは、本機にどんな感想を持っているのでしょうか?

いくつかレビューを集めましたので、次の頁で確かめていただきましょう。

 

トランセンド DrivePro 20のユーザーレビュー

 

★「往復2時間の自転車通勤に使用している。一時停止にも確認せずわき道から出てくる車や、イヤホンをつけてスマホを見ながら突っ込んでくる自転車の高校生などに、毎日のように遭遇するので、自転車でもレコーダーは必要だ。ヘルメットに、付属の両面テープで付けたが、湾曲した部分にもしっかり固定できた。目立つので抵抗はあるが、”撮っているぞ” と周りにアピールできる。通勤ではバッテリーは十分持っているが、休日の遠乗りでは持たないので、追加でもう一つ購入した。」

★「良いと思ったところは、電源ON/OFF時に本体が振動するので、ヘルメットを被った状態で操作してもヘルメットに振動音が伝わるので、ちゃんと状態がわかる。マイクは風切り音が大きい時は音量を下げるようになっているが、下げて欲しい状況でも大きい音で記録される時があるので、アップデートで改善してもらえたら嬉しい。」

★「手振れ補正はないようで、PCモニターの大画面で見て酔った。夜間はライトなどの光源が、レンズカバーで反射するように写り込む。自転車の場合、Gセンサの感度が “低” でも緊急録画で記録されることが多いので、センサを無効にした方が良さそうだ。」

★「夜の録画は期待通り明るい。設定はWi-Fiでスマホと接続して行う。ヘルメットに装着してそれなりの揺れがある。バッテリーは今のところ、往復で3時間を切るぐらいは持っている。USB接続(モバイルバッテリー)しても録画はできるようだが、防水性や使い勝手を考えると、内蔵バッテリー駆動が前提になると思う。」

 

トランセンド DrivePro 20の評価

ここからは以上の記述を踏まえて、私がDrivePro 20の評価をしたいと思います。

二輪車用ドライブレコーダーとして、本機は使いやすく性能も優れ、小さいながら高画質なのが良いですね。

 

ただ、小さい分バッテリーの容量が少なく(1.140mAh)、可動時間が少し短いのが気になります。

連続録画で約2.5時間と言うのは、通勤通学には問題はないですが、ツーリングなど数時間録画が必要な場合には不足です。

 

モバイルバッテリー等で、給電しながらの録画も可能ですが、実用的ではないでしょう。

なので、通勤通学もしくはデリバリー業務、もしくは建設現場の作業記録等の使用に、活躍の場が限定されるのではないでしょうか。

今後の課題として、せめてあと30分~1時間持つバッテリーを搭載するか、バッテリー交換式とすると良いと思います。

そうすれば、評価がよりアップすることは間違いなく、非常に期待したいところですね。

ドラレコとしての完成度は高いだけに、現在としてはやや惜しい感は否めません。

 

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