ドライブレコーダーと言えば、後付けの単体モデルが主流です。
しかし、多くの車にカーナビが普及している現代、カーナビと連動させてドラレコの映像を見たいと考えるユーザーもいることでしょう。
一部のメーカーからは、すでにそれが可能なモデルが発売されていますが、ストラーダを手掛けるパナソニックからも2カメラ式タイプが登場しました。
それが「CA-DR03TD」。
カーナビストラーダの特定機種と連動して、カーナビの画面から操作ができる便利なドラレコです。
今回は本機の魅力を検証し、画質や使い勝手を、ユーザーの口コミ・レビューで評価してみることにしましょう。
パナソニック CA-DR03TDのストラーダ対応機種は6モデル
まずはメーカー提供の動画で、CA-DR03TDの商品概要をご覧いただきましょう。
本機はストラーダ連動ドラレコとは言え、ストラーダならどれとでもつながる訳ではありません。
またカーナビを使わずに、単体で使用することもできません。
以下のストラーダ6機種と連動が可能です。
本機とストラーダが連動することで、以下のように便利に使うことができます。
それはカーナビの大きな画面で、リアルタイムに映像または録画を確認できること。
ストラーダのモデルにより違いますが、7インチ~10インチの大きさで、しかもどれもタッチパネルで操作ができ非常に便利です。
通常はエンジンのON/OFFで自動的に稼働するので、都度スイッチ操作する必要はないのですが、設定を変更したりモニターの表示を切り替える時に、その優位性を感じることでしょう。
ナビ画面はワンタッチボタンでリヤビューに切り替わりますから、後席の荷物が一杯で後ろの視界がさえぎられても、ナビ画面で確認することができます。
GPSは本機に搭載してはいません。
連動するナビにGPSがあるので、これを利用することで本機には必要ではないのです。
電源はシガーライターを利用するのではなく、車のカーバッテリーから取ります。
カーナビとも接続する必要があり、結線をユーザーが行うのは少し敷居が高いので、メカに弱い方は取り付け業者に依頼した方が無難かも知れません。
つないでしまえば、駐車監視機能も別途にアクセサリーなしで使えるので、この上なく便利です。
本機は外部からの振動を感知して、録画を開始するタイプとなります。
カメラは本体と分離しており、小さくて前方視界を妨げることはないし、リアカメラも邪魔になりません。
レンズはF1.4とドラレコとしては明るいですから、夜間のクリアな録画が期待できます。
本体が分かれていることで、ダッシュボードの目立たない場所に取付けることができ、直射日光に当たる心配がなく、夏の高温の耐久性も高くなっています。
ただケーブルの数が多くなることで、ダッシュボードが少し煩雑になることは避けられません。
いずれにせよカーナビと連動することで、単体ドラレコに比べ、使い勝手に優れることは間違いないです。
では肝心の画質はどんなものでしょうか。
あるユーザーが録画した映像を見てみることにしましょう。
協力 TOMICHIさん
ドラレコとして不足するほどの画質ではありませんが、コントラストがやや低く、不満を覚える感じがありますね。
そこで次に、実際の使い勝手や画質を、すでにユーザーとなった皆さんの口コミ・レビューで確認してみたいと思います。
その後で、私がCA-DR03TDの評価をしてまとめましょう。
パナソニック CA-DR03TDのユーザー口コミ・レビュー
★「このドラレコを買うか迷っている人の中には、リアカメラが防水ではなく室内に取付けることになり、バックカメラとしては不安だという人もいると思う。しかし配線図を見てドラレコとバックカメラは別配線になっていたので、既存のバックカメラにドラレコのリアカメラが併用出来るんじゃないかと思い購入。結局バックギアでは外に付けてあるカメラに切り替わり、通常走行時は室内の前後カメラをナビ画面でチェック出来る。これによりパーキング時の事故を軽減しつつ、煽り運転などの録画も出来る。バックカメラをそのまま使いたい人は拡張として取付けられることで最強。あとは音声が小さい。それが残念ポイントかな。」
★「値段は少し高めだが、ストラーダの対応ナビを購入するならおすすめだ!バックモニターにもなるし、ナビと連動して映像も見れるしでとても良いと思う。」
★「画質、これが一番残念なところだった・・・。そこそこお値段するのと、最近のドライブレコーダーは一昔前と比較して、高画質なものが増えているので期待はしていたのだが、見事に期待を裏切られた感じがする。走行中のリアルタイムの映像はちょっと粗い感じだったので、リアルタイムに表示する用として画質が落ちているのかと思いきや、パソコンに取り込んで専用ビュアーで見たところ、なんだか一昔のレコーダーと同じような映りをしている。ビュアーを使わずメディアプレーヤーなど他のプレーヤーでも再生してみたが、やはり色味も少し不自然であったり、動画再生中のブロックノイズ感がかなり出る。レンズ自体は明るい様なので暗い所でも映るには映るが、かなりザラザラした映像で、これだとナンバーは確認できない事もありそうな気もする。」
★「駐車中のレコードが便利だ。不審者が周りを歩いたりしたら録画され、それをカーナビON時に教えてくれて、その場で確認できる。通常はSDカードを抜いてPCでしか出来ないので確認忘れや手間が掛かるが、このドラレコは大変便利だ。」
パナソニック CA-DR03TDの評価
この記事の冒頭でもお伝えした通り、CA-DR03TDを使うためには、同じパナソニックのストラーダカーナビ6機種のいずれかを使用しなくてはなりません。
すでにこれらのカーナビを車に装着しているか、または一緒に購入することが大前提になります。
と言うことは、ストラーダカーナビを好むユーザーでないと、本機が使えない訳ですね。
あなたがもし、ストラーダが好きと言うのなら、便利で操作性の良いドラレコとしておすすめできると思います。
価格が少々高いのが難点ですが、使い勝手を考えると単体のドラレコを別途に取付けて使うよりはるかに満足度は高いでしょう。
ただやはり気になるのは画質。
フルHD200万画素機として実用的な画質を有してはいるものの、他社の同スペックのモデルと比較すると見劣りするのは否めません。
特にカーナビのモニターで再生すると、モニターの画素数が足りないのか、全体的にコントラストが低く鮮やかさに欠けた映像だと思います。
パソコンで再生すればクリアさは増すものの、全体的にのっぺりとした感じは残ります。
レンズが前後ともF1.4と明るいので視認性は優れ、前後を走る車の確認に戸惑うことはありませんが、解像度の低さはどうしても気になるところですね。
それでも、ストラーダナビとの連動性が良く快適に使えるので、ストラーダが好きで、しかも使い勝手の良さを最優先に求めるのなら、本機がベストチョイスになるでしょう。
ドラレコの性能は各社どんどん向上していますが、操作性にこだわると、単体モデルはカーナビ連動モデルにはかないません。
本機に限らず、今後はこのようなモデルが増えて行くのは間違いないでしょうね。
または
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