『コムテック ZDR055』レビュー:ZDR045との違いはわずか 比較するならZDR036とすべき!

 

2024年、コムテックの新型ドラレコとして「ZDR055」がデビューしました。

これは、1年前に登場した「ZDR045」の後継機に当たるものですが、新型だけに、どれほど魅力がアップしているのか気になることでしょう。

そこで今回、この055の内容をレビューするとともに、045との違いをあなたにお伝えしたいと思います。




 

ZDR055の特徴

 

 

本機はフルHD200万画素の、2カメラ式スタンドアローン型(一体型)モデル。

センサーの大きさは1/2.8インチで、前後カメラとも、STARVIS 2と言う新型のものを採用しています。

 

 

STARVISはSONYの製品で、夜間の再現性に優れたものですが、さらにSTARVIS 2はより明るく、しかもノイズの少ないセンサーとなっているんです。

ですが本機の場合、200万画素と、以前からのモデルと画素数は変わっていません。

 

これはどうしてなのかと言えば、ドラレコの場合実用的に見て、200万画素もあれば十分と言う常識があるんです。

大事なことは、ドラレコ映像の画面全体が高画質であることよりも、当該車のナンバープレートがしっかり確認できること。

 

 

高画質を求めて画素数だけを追いかけると、メモリーを食うばかりでSDカードに負担を与えます。

これを防ぐために多くのドラレコは、200万画素機が多いと言う訳なんですね。

 

 

それからレンズは、前後とも同じ明るいF1.8を搭載しており、さらにSTRVIS 2との相乗効果で、かなり夜の視認性が高いモデルと期待できるんです。

ちなみに画角は対角168度となっており、他機と比べて、相当に広いワイドレンズと認識して良いでしょう。

 

 

また機能としては、最新のモデルに多い運転支援機能を搭載。

煽り運転で接近した車両を検知したら、音声やアラームで知らせてくれたり、イベント録画してくれますよ。

これに関連して先行車発進お知らせ機能や、急加速・急減速・急ハンドルも検出して教えてくれる機能も付いているんです。

駐車監視機能に関しては、別売りの直接配線コードを使う必要がありますが、これには衝撃録画機能・一時的に駐車監視する機能・タイムラプス録画機能と盛りだくさん装備。

SDカードも32GBのものが付属しているし、フォーマット不要など、カードメンテナンスフリー機能もあります。

 

そして本機の特徴で特に際立つのが、品質の高さを証明する日本製であることと、3年間のメーカー保証があることでしょう。

何と言っても、消耗の激しいドラレコでこれが付くのは、大きな購入選択の条件の1つになると思います。

 

ZDR055とZDR045の違いとは?

 

 

ではZDR055と旧モデルのZDR045は、どんな違いがあるのでしょうか?

最も大きな違い、それは本体デザインの変更でしょう。

 

全体のサイズは若干小さくなったようですが、045の前面パネルに曲面を使っていたものを、055では直線的なものに変わりましたね。

でもどちらが優れ、逆に劣っているのかは言えるものではありません。

 

ただ液晶モニターが045で3.0インチだったものが、055では2.7インチと小さくなって、やや見難い印象になりました。

画質的には変わりがないものの、画面が小さいのは残念な要素と言えそうです。

モニターの変更はあってもタッチパネルの採用はなく、ボディ底部のボタンで操作するスタイルはそのまま。

 

 

リアカメラも、両機とも全く変わっていません。

見た目にこれらのような違いがあるものの、あとはマウントも含めて同じと解釈してよさそうですね。

ちなみにこの大きなマウントのおかげで、両機は本体をダッシュボード上にも設置可能。

 

 

センサーも、1/2.8インチフルHD200万画素のSTARVIS 2のままですし、レンズも明るさF1.8で、画角も対角168度と変わりません。

運転支援機能並びに駐車監視機能も変化なし。

 

32GB SDカード付属と、カードメンテナンスフリーも同じです。

選択の決め手となり得る日本国内製造品であることや、メーカー保証3年であることも受け継いでいます。

と言うことは、録画する映像の画質も変わらないと言うことになりますね。

 

そんなところではありますが、以上を踏まえた上で、あるユーザーの録画動画をご覧いただきましょう。

前後それぞれ昼間・夕方・夜間とありますので、じっくりご覧下さい。

 


協力 マルノリチャンネルさん

 

いかがですか。

045と変わらない画質だとしても、いずれの映像も200万画素機として申し分のない、十分な解像度を得ているのではないでしょうか?

 

ただ強いて言えばリア映像を見ると、168度の超広角レンズの影響で、直線がかなり歪んで見えるのが気になります。

ここまでの視野が必要なのか疑問が残るところですが、まあ、左右をできるだけ広く記録するためには、不可欠な仕様なのでしょうね。

それと、これまでのSTRVISと新しいSTARVIS 2の違いは良く分かりませんが、いずれにしろ、夜間の様子がはっきり確認できるところは心強いと思います。

 

では、本機を愛用する他のユーザーの皆さんは、どんな感想を持っているのでしょう。

レビューをいくつかピックアップしたので、次の頁で確かめてみて下さい。

 

ZDR055のユーザーレビュー

 

★「慣れていれば取り付けは簡単で、最近の小型液晶は解像度爆上がりなので、十分な画質で撮影できていると思う。マウント部分がよくできている。山谷が合わさるような構造になっている。ネジ締めをしたら位置がズレることがない。多少ネジが緩んでも簡単にはずれないし、この構造的配慮には感心した。」

★「画面が2.7インチの割には全体的にコンパクトな感じだ。機能的なことと3年保証なのは良いと思う。ただタッチ画面に慣れたせいか、ボタン形式がまどろく感じた。またビュワーソフト・ファームソフトが、MACのパソコンで取り扱いが出来るようになると良いと思う。」

★「防犯としては良いのだろうが、駐車してからちょっと物を取るだけでも感知してしまうので煩わしい。消費電力が気になる。操作性はあまりよろしくないと感じた。性能は高いし、良い商品だとは思う。」

★「前回のドラレコもCOMTEC製ZDR015だったのでそれとの比較。より広角になっている点は良いが、後方カメラが少し大きくなっているように感じたので、少し小型になっていると良いと感じた。基本スペックは進化(特に映像面)していると思うので、満足している。ZDR015ではSDカードの故障など起きなかったため、今回も耐久性には期待している。」

 

ZDR055と比較するなら045よりも036だ

 

 

ZDR055は、スタンディングアローン型モデルとして、完成度の高い製品であることがお分かりになったと思います。

タッチパネルに対応していないとか、また、スマホと連動していないのが不満という声があるのも確かです。

 

それでも基本的な性能に優れ機能も十分だし、日本国内の工場で生産されていることや、保証期間が3年あるのは評価できますね。

特別気になるデメリットがないことも、選択の候補に挙がるのではないでしょうか。

 

旧モデルのZDR045との違いは、外観の変更以外、中身の変更はほぼないと捉えて良いでしょう。

ですが、もし055と045のどちらが良いか悩んだとしたら、それは、やっぱり新型の055を選ぶべきだと思います。

 

性能・機能に変化はなくても、使用するチップは新型になっている可能性があり、より安定性・耐久性の向上に期待できるからです。

価格も調べてみると、意外にも両機に大きな差がなく、だったら新型の方が気分も良いに違いありません。

 

 

仮に購入するのに比較するとすれば、私なら、045よりもZDR036方をおすすめします。

こちらはフロントカメラが本体から独立して、カメラだけをフロントガラスに取り付け、本体をダッシュボードのメーターパネル近くに設置できますからね。

分離することでケーブルが増えるのがうっとうしくなりますが、ルームミラー周辺に自動ブレーキユニットが装備され、ドラレコ本体が取り付けにくい車には、この方が良い場合があるんです。

 

また036はセンサーが370万画素仕様となり、200万画素の画質では満足できないユーザーには、こちらの方が喜ばれるに違いありません。

価格的にも055と大差ないので、十分検討するに値すると思いますよ。

いずれにしろ、ドラレコの買い替えを考えている方なら、コムテック ZDR055は良い選択肢の1つになると断言できるでしょう。

 

2


または

3

 

 

自動車の空気入れPANP(広告)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


*


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください