日本ではドライブレコーダーの装着が増え、今では随分普及していますね。
でもまだ、多くの車はフロント1カメラ式を付けていることでしょう。
より録画範囲の広い、2カメラ式の方が良いことはあなたも周知でしょうが、使用中のものを捨ててまで、新しく買い替えようとはまぁ思いませんよね?
とは言っても、わずかな予算で追加する形で2カメラ式にできるなら、考えが変わって来るかも知れませんよ。
そんなモデルの1つとして、「AKEEYO AKY-R1」に注目してはいかがでしょうか?
とにかく小さいことで目立たず、邪魔にならないボディなので、リアカメラとしてとても重宝するんです。
今回は、このAKEEYO AKY-R1がどれくらい使えるモデルなのか、ユーザーレビューを交えて検証・評価してみたいと思います。
AKEEYO AKY-R1は本当はリア専用ドラレコではない!?
まずはメーカー提供のこちらの映像をご覧下さい。
AKY-R1の商品概要が大雑把に分かりますよ。
ご覧の通り本機は、実はリア専用ドライブレコーダーではありません。
超小型ボディを生かし、フロントガラスやダッシュボード、また車内のいたるところに取り付けられるドラレコなのです。
液晶モニターは搭載されていないので、映像確認はスマートフォンにて行います。
つまり基本操作は、WiFiを介し、スマホに入れたアプリを通じて行うんですね。
とにかく車内で邪魔にならないボディですから、リアドラレコとしてピッタリなのがお分かりでしょう。
そのために、電源ケーブルは、7mのロングケーブルが付属しています。
ケーブルはUSBタイプのケーブルなので、車内にUSB端子があれば、そこから給電することが可能です。
USB端子がなければ、付属のシガーアダプターを使用します。
本体は、上下逆にしても使えるよう映像を逆転できるし、左右も正像・鏡像と切り替えることができます。
もしフロントドラレコとして使うなら、別売の専用常時電顕ケーブルを介して、駐車監視機能を使うことも可能です。
フルHD1080pセンサーを搭載し、レンズ画角は140度準広角、そしてGセンサー・WDRも付いています。
ただし、GPSはありません。
時刻の設定は、アプリを経由して行います。
地デジ対策も万全になっていて、フレームレート27.5fpsによりLED信号に対応、色が消滅しません。
また本体価格が安いのに、32GBのmicroSDカードも付属します。
取扱説明書も日本語版です。
そんなAKY-R1ですが、気になる画質はどんなものでしょうか?
少し長いですが、あるユーザーが録画した映像をご覧下さい。
協力 7go Pochiさん
フルHD1080pセンサーだけに、昼間はドラレコとして十分な解像度ですね。
夜間はやや暗めで、ノイズが目立つ感じがします。
しかし解像度はちゃんと保たれており、実用性はあると思います。
それでは次に、すでにAKY-R1を愛用しているユーザーの皆さんは、どんな感想をお持ちでしょうか。
レビューをいくつかピックアップしてみたので、次の項で確かめてみましょう。
AKEEYO AKY-R1のユーザーレビュー
★「リア専用に使っていたドラレコがかなり古く、元々ノイズ音も煩わしかったため交換。以前と同じ1080pフルHDだが、同じとは思えないくらい高画質。Wi-Fi対応で車内にてiPhoneで確認できるし、保存も可能。マウントは吸盤では無く、3M両面テープ。音声アナウンス。素晴らしい。あと耐久性が問題だが、これで3年ほどもってくれば大当たりの商品かも?ただGセンサーは敏感過ぎる。弱いでちょうど良い。」
★「リアのドラレコとして購入。電源はリアワイパー配線より分岐。リアドア内で完結している。通常なら車内に持ち込まないといけない配線関連が一番面倒だと思うので、これは楽だった。また上下と鏡像の切り替えがスイッチで簡単に出来るので、更に配線の取り回しが楽だった。ただほとんどの設定をスマホのアプリで行わないといけないのが、それなりに面倒。」
★「画質は期待以上。取り付けの接着は強力だが、足の部分と本体の接続があまくて不安定。スマホとのリンクの説明も大雑把で伝わりにくい。性能に見合う親切な取説が欲しい。」
★「Wi-Fiによりスマホとカメラ本体を連携するタイプなので、余計な画面がないので、コンパクトで軽量だ。スマホとカメラ本体が接続されたり解除されると、カメラ本体からアナウンスが流れる。その音量が大きくわずらわしいので、私は普段はWi-Fi接続をオフにして必要な時だけ接続するようにしている。接続がオフでも、録画はきちんとされている。映像はスマホに簡単にダウンロード出来る。安価だが、SDカード付きでお買い得だ。」
AKEEYO AKY-R1の評価
ここからこれまでの記述を踏まえて、私がAKY-R1の評価をしてみたいと思います。
本機は大きさが、高さ55㎜x幅35㎜x厚み20㎜と非常に小さく、その存在を忘れてしまいそうです。
そうは言っても、本機は立派なドラレコ。
リアドラレコにちょうど良い仕様なので、どうしても “リア専用” とうたってしまいますが、フロントドラレコ用に使っても何ら不足はありません。
なのに、見た目に高級感がないことで、所有する喜びがなく損をしているようです。
センサーもSTARVISのような高性能品を使ってはいないので、どうして低く見られてしまう傾向にある気がします。
しかし、フルHD1080pセンサーの性能は額面通りで、昼間なら逆光時でもクリアな映像が得られます。
夜間に関しては少し厳しい面があり、やや暗めでノイズもあります。
この点が本機の弱みの1つとなりますが、実用上はドラレコとして合格だと思います。
それよりもWiFiが使える利便性、そして32GBのこのクラスでは大容量のSDカードが付属するのは、お得感満載と言うべきでしょう。
フロントドラレコをすでに使っていて、低予算でリアドラレコを追加したいユーザー、初めてドラレコを購入するユーザーに相応しい1台です。
または
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