ドライブレコーダーの寿命を延ばすために日頃から行いたいこととは?

 

ドライブレコーダーに関する質問の中で、「ドラレコの寿命は大体どれくらい?」と言ったものがあります。

ビデオカメラやアクションカメラと比べても、同じような構造でありながら、ドラレコだけは寿命が短いなんて話を耳にするからでしょうか?

 

で、実際のところではどうなのかと言えば、一般的には短い傾向にあると思います。

ただ最近のモデルは全体的に耐久性は高くなっており、日本メーカー製に限って言えば、おおよそ3年~5年くらいが平均のようです。

3年~5年と言うと随分と幅があるのでは?と、あなたは思うかも知れませんね。

 

 

ではこれは一体何に起因して、これだけの幅が出るのでしょうか?

もし、寿命を意識的に延ばすことができるのなら、どんな方法があるのでしょう。

今回はこのドラレコの寿命に付いて、少し深掘りした上で、できるだけ寿命を延ばす方法を述べてみることにしましょう。




 

ドライブレコーダーの寿命が短いと言われる原因①

 

 

ドライブレコーダーはデジタルで記録するカメラであるのは、ビデオカメラや一眼レフ・ミラーレスカメラ、そしてアクションカメラと一緒で間違いありません。

なのにこれらの中で最も寿命が短いものを指すと、やはりドライブレコーダーだと言えるでしょう。

 

その原因の1つが、ドラレコは車のエンジンが掛かっている間、録画(撮影)が続いていることにあります。

毎日車で通勤通学するユーザーで、片道1時間運転をするとしたら、1日2時間もの間録画することになりますよね?

しかも週末となれば、さらに、5時間~6時間もドライブするかも知れません。

 

使用するSDカードは他のカメラのように、容量が一杯になったらカードを交換するのではなく、古いデータから消去しながら録画を続けます。

とにかくドラレコは車を走らせている間、休むことなくずっと撮影を続けている状態になっているのです。

 

 

このように他のカメラと違って、長時間酷使される訳ですから、メカ自体の消耗が激しいのは当然。

寿命にも大きく影響される訳ですね。

 

ドライブレコーダーの寿命が短いと言われる原因②

 

 

ドライブレコーダーは車が走行している間は、ずっと録画を続けていることで、非常に酷使され消耗が激しいのは前頁の通りです。

ですが、これだけでは終わりません。

 

夏季、駐車中は窓を閉め切ってしまうことで、昼間車内は大変な暑さです。

なので、この中に置かれているドラレコは、大変な状況になっています。

 

 

人間がその中に入れば死亡するような環境下で、じっとひたすら耐えている訳です。

そんな時、急に車を動かしたらどうなるでしょう。

 

多くのモデルは電源が入ったら、当然録画を始めると思います。

でもこれはドラレコに、非常に負担を掛けることになるんですね。

 

 

たまのことならいざ知らず、毎日これを繰り返すようなら、中の半導体やバッテリーはたまったものではないことは、容易に理解できるでしょう。

このせいで寿命が短くなってしまうのも、当たり前のことなんです。

 

しかも、この状況下で駐車監視機能を使っていたとしたら、場合によってはオーバーヒートを起こして録画を停止することも・・・。

ドラレコは私たちが想像するよりも、いつも大変な目に遭っているのです。

 

ドライブレコーダーの寿命を延ばすためにユーザーが行いたいこと①

 

 

ではドラレコの寿命を少しでも延ばすために、ユーザーが積極的に行いたいこととは何でしょうか?

それはまず前提として、機能が充実し高性能に見えるのに、妙に安いモデルは買わないことです。

 

最近はさすがにユーザーも賢くなって、3千円や5千円程度の激安モデルに、手を出す人は少なくなりました。

そんな製品は何せ画質が悪い上に耐久性が低いので、取り付けてから半年程度持てば良い方で、早いものでは1ヶ月程度で起動しなくなるものがあったんですね。

 

まあそんなモデルは、近頃あまり見かけなくなりましたが、Amazonなんかでは今も時々販売しているようです。

デザイン・性能は良いのに妙に安くて、変に日本メーカーっぽいブランド名の海外製品は、手を出さない方が無難だと思います。

一般論として、日本メーカー製品でメーカー保証が3年あるモデルは、少々価格が高いですが寿命は長いと見て良いでしょう。

また中国など海外製品でも、日本メーカー製品と同等の値段を付け売られているモデルは、ソニー製センサー採用と明記されていたら本物だし、半導体も耐久性の高いものを使っているので寿命は長いと言えます。

 

1万円もしないモデルで、ソニー製センサー採用と銘打っているものは、まずそれは偽物と疑って良く、寿命も短いものと解釈した方が良いですね。

ドラレコであっても高品質なものは、それなりに価格が高くなるものと思って下さい。

 

ドライブレコーダーの寿命を延ばすためにユーザーが行いたいこと②

 

 

ドラレコの寿命を延ばしたのなら、まずは、内容は立派なのに価格が妙に安い海外製品を避けるべき、と言うことを述べました。

ユピテル・セルスター・コムテック・ケンウッドなど、日本メーカー製のモデルなら、使い始めて早々に壊れることはまずないので、寿命は比較的長いと思います。

だからと言っても使い方によっては、思惑通りに長寿命にならないこともあるので、ユーザーもそれなりにいたわった使い方をしないといけません。

 

 

そのためにはまず、車をできるだけ屋根のある車庫に停めるようにし、夏季の暑さや冬季の寒さからドラレコを守りましょう。

その際必要がなければ、駐車監視機能を使わないようにします。

これらを行うことでドラレコの負担は抑えられ、かなり寿命が延びることに間違いありません。

 

でもこれらが可能なユーザーは、かなり少数派でしょうね。

多くの車は、普段から青空駐車させられているのではないでしょうか?

 

 

どうしても青空駐車が避けられない場合は、夏季はできるだけ日陰に停めるか、フロントウインドウにサンシェードを立て掛け、車内の温度が少しでも上昇しないように努めて下さい。

ただしその時、注意して欲しいことがあります。

 

 

それはシェードを立て掛ける際に、ウインドウガラスとのすき間をあまり作らず、できるだけガラスにピッタリとくっ付けること。

そしてドラレコは、ガラスとシェードの間に挟むのではなく、必ずシェードの内側(車内側)に位置するようにして下さい。

 

ガラスとシェードの間にドラレコを置くと、シェードの反射熱と直射日光とで本体が焼けるので、ドラレコが壊れます。

もしもこんなシェードの置き方をするくらいなら、ドラレコに取ってはむしろ何もしてやらない方がマシです。

 

シェードの反射熱がない分、ドラレコの負担が増えることがないからです。

詳しいことは、本ブログの「夏のサンシェードの使い方」ページをご覧下さい。

 

 

残念ながら、サンシェードを持ち合わせてない場合は、車上狙いに遭わない程度(1㎝~2㎝)にサイドガラスを開け、車内を締め切らないようにしましょう。

サイドバイザーを装着している車なら、少々窓を開けたくらいでは、外からは開いていることが分かりづらいので、特におすすめですね。

 

それからこんな猛暑の車内では、やはり駐車監視機能は使わない方が、ドラレコの故障を防ぐことになります。

またドラレコ本体の故障よりも、むしろ、SDカードの方が先にダウンする可能性もあることも、覚えておくと良いでしょう。

 

さらに、こんな状態になっている時に、車を始動することも避けた方が無難。

どうしても車の運転が避けられない時は、車内が冷えるまで、ドラレコの電源を切っておいた方が良いですね。

無理すると起動しないばかりか、そのままご臨終と言うこともあり得るので、十分注意が必要ですよ。

 

まとめ

 

 

いかがでしたでしょうか。

少しでもドラレコの寿命を延ばすために、ユーザーのあなたがすべきことを、いくつもご紹介しました。

 

数年前のモデルと比べ最近のモデルは、それなりの価格がするものは、日本製・外国製問わず厳しい環境に強くなり寿命も延びています。

とは言え、ユーザーのあなたが積極的にいたわってやることで、さらに寿命が延びることは間違いありません。

 

寿命が3年あればそれでいいやと思わずに、手を掛けて、せめて5年くらい生き延びるようにしてやりましょう。

最後に、SDカードは入れっぱなしにしておくのではなく、せめて1ヶ月1回のフォーマットを行い、本体から取り出してちゃんと録画されているか、PC等でチェックするようにしましょうね。

それとSDカードは消耗品なので、1年に1度、新しいものと交換するのがおすすめです。

 

 

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