数年前から多くの乗用車が、
ハイブリッドでなくても
アイドリングストップが
搭載されるようになりましたね。
アイドリングストップが働く間
エアコンが切れ、発進するまでは
夏は車内が暑くなるのが通常です。
ではドラレコを装着していたら、
同じように発進するまで録画は
されない状態になるのでしょうか?
その答えはNOです。
実はエンジンが止まると
電源が切れるはずの「ドラレコは
作動し続けています」。
どう言うことなのか、今回は
この話をしてみたいと思います。
ドラレコはエンジンOFFで録画が止まるのではない
ドライブレコーダーは一般的に、
エンジンが掛かると同時に起動して、
録画が始まると言われています。
そしてエンジンが止まると、
録画が終了する。
電源供給をヒューズボックスを介し、
車のバッテリーから取るならともかく、
簡単にシガーライターから取るのなら、
単純に言えばそれで正解になります。
ところがアイドリングストップ中は、
それでも録画は継続されているのです。
実はドラレコはエンジンではなく、
ACCのON・OFFで電源が
入ったり切れたりしているのです。
ACCとはアクセサリー電源のこと。
エンジンを始動する場合
キーをシリンダーに挿したら、
OFF→ACC→ON→IGNITION
と回しますよね?
プッシュ式の車種の場合なら、
OFF→ACC→ON(IGNITION)と、
2回ボタンをプッシュするでしょう。
どちらの場合もACCの状態にすれば、
ドラレコはONになるのです。
車のシガーライターは、
ACCで通電しOFFで遮断されます。
ドライブレコーダーもこれに従って、
動作すると言う訳なんです。
これはドラレコに限ったことではなく、
カーナビでも同じことです。
通常ドラレコの起動がACCではなく
エンジンの始動で行われると言うのは、
ACC電源自体あまり一般的ではなくて、
理解しにくいためそう言うのでしょう。
で、アイドリングストップ中の
通電状態はどうなっているかと言えば、
OFFではなくACCの状態になっています。
ACCならドラレコはOFFにならないので、
録画は続くのです。
アイドリングストップ中もドラレコの録画は続くが発進すると再起動する
ドライブレコーダーには万が一の事故で、
電源が落ちてもその瞬間が録画されるよう、
本体に電源を内蔵したものがあります。
それは機種により、リチウムバッテリーか
スーパーキャパシタだったりします。
これらのどちらかを使って、
10秒から15秒ほど自力録画できるのです。
新しい機種ならクラスを問わず、
多くの機種に内蔵されてると思います。
ところが未だに一部の機種は、
バックアップとしての自力電源を
持っていないものがあるんです。
そんなドライブレコーダーを、
アイドリングストップ付きの車に
装着したらどうなるでしょうか?
それはアイドリングストップ直後、
エンジン再始動時に一旦電源が落ち、
ドラレコが再起動してしまうんです。
これが信号待ちのたび繰り返されると、
目ざわりでうっとうしいですよね?
再起動をしょっちゅう行えば、
ドラレコに負担を与えることで
寿命にも影響を及ぼします。
なのでアイドリングストップ搭載車に
ドライブレコーダーを取付けるなら、
まずはバックアップ電源を内蔵した
モデルを購入すべきでしょう。
ただしハイブリッドのプリウスのように、
エンジン始動にセルモーターを使わない車は
電源が落ちないので大丈夫です。
つまり始動時にキュルキュル言うセル音が
しない車なら安心だと言うこと。
では、もしアイドリングストップ搭載の
普通のエンジンを積んだ車に、
自力電源のないドラレコを付けてしまったら、
どうしたら良いのでしょう。
あきらめて壊れるまで
我慢するしかないのでしょうか?
いいえ、そんなことはありません。
自力でバックアップできないドラレコには、
外付けバッテリーを追加すれば良いのです。
外付けバッテリーを追加すればドラレコの電源は落ちない
バックアップ電源がないドラレコの、
エンジン再始動時の再起動を防ぐ方法。
それは「外付けバッテリー」を、
ドラレコと車のシガーライターとの
間につなぐことで解決します。
エンジンが稼働している間、
外付けバッテリーは、
車のバッテリーから充電を行います。
同時に一瞬でもその充電が途切れると、
直ちに外付けバッテリーは、
電源をドライブレコーダーに送ります。
その結果ドラレコの電源は遮断されず、
再起動を行わなくて済むのです。
これで信号発進のたびに、
イライラすることがなくなりますね。
しかも、万が一の事故に遭遇しても、
電源が落ちてその瞬間の
映像が録れないリスクまで減ります。
また外付けバッテリーを搭載したことで、
駐車後での駐車監視機能の
電源に使えるようにもなります。
その際の車のバッテリーに
負担を与えることもありませんしね。
このような用途におすすめな、
外付けバッテリーはこんなモデル。
ドライブレコーダーの電源プラグを
F300の電源供給ソケットに挿し、
F300のケーブルプラグは車の
シガーライターに挿して接続終了。
これでエンジンが停止中でも、
4時間から8時間程度も
ドラレコを稼働させられるので、
非常に便利ですよね。
しかも価格が安い。
アイドリングストップ解除時に
ドラレコの再起動で悩んでいる方は、
ぜひ外付けバッテリーを
活用されると良いでしょう。
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