『コムテック HDR204Gドラレコ』レビュー評価:HDR203Gとの違いは事実上なし?ポン付け可能なのも同じ!

 

近頃登場したドライブレコーダーを見てみると、やれ2カメラ式だの3カメラ式だのと、やたら重装備なモデルが多いです。

しかしだからと言って、シンプルな1カメラ式モデルがなくなった訳ではありませんよ。

 

その理由は、まるで監視カメラのようにクルマに幾つもカメラを設置したくない、ドラレコにあまりこだわらないと言うようなユーザーもいるからです。

ないよりはあった方が良いのは理解できるが、もし買うんだったら、シンプルでポン付けできるモデルで十分と考えるのでしょう。

つまり、ドラレコはお守りの1つと思っているんですね。

 

そんな人なら、非常時以外はSDカードをチェックはしないだろうし、フォーマット作業も面倒くさいと感じるに違いありません。

このような、ものぐさな人に相応しいドラレコってあるのでしょうか?

 

もちろんありますよ。

その一例が「コムテック HDR204G」です。

 

シガーソケットからの給電接続だったら、メカに弱い人でも30分くらいあれば取り付けが済んでしまう、ポン付け可能なドライブレコーダーなんです。

今回は極力メンテナンスが不要で、その存在すら忘れてしまいそうなシンプルなドラレコHDR204Gを、ユーザーレビューを交え評価してみようと思います。




 

コムテック HDR204Gの特徴

 

 

HDR204Gは冒頭で述べたように、現在主流の前後2カメラ式ドラレコではなく、シンプルにカメラとレコーダーが一体となった1カメラ式モデル。

シンプルデザインながらもGPSを内蔵し、液晶モニターが2.7インチと比較的大きいことで、全体的に見ればそれ程コンパクトなモデルではありません。

 

センサーは、1/2.7型フルHD200万画素CMOS搭載と、最近のドラレコとしてはごく標準的なものです。

ただシングルカメラでも広範囲をカバーするため、レンズは対角168度と超広角仕様になっています。

 

 

そしてSDカードがメンテナンスフリー対応になっておリ、基本的に定期的なフォーマットを行わなくても、そのまま使い続けられるんです。

データの断片化が起こりにくいファイルシステムの採用で、カード内にゴミが溜まりにくくなっているのですね。

 

SDカードは、付属品としては大容量の32GBのものがおごられています。

本体をフロントガラスに取り付けたら、あとは電源ケーブルをシガーソケットにつなぐだけなので、楽にポン付けで作業が終了

高い取付け料金を支払うことなく、ドラレコを使うことができますよ。

 

ちなみに本機は映像を逆さまに映せるので、ガラスにだけでなく、ダッシュボード上に装着することも可能。

カーアクセサリーをガラスに貼り付けるのが嫌いな人にも、ピッタリなモデルですね。

 

 

あと便利な機能として、毎日起動時にSDカードの状態をチェックしてくれます。

カードがもし破損していたら、画面表示で異常を知らせてくれるため、大事な映像の取り逃がしを防止できます。

 

その他、急加速や急減速・急ハンドルを検出するドライブサポート機能や、コムテック製のレーダー探知機とつながって、相互通信する機能もあります。

しかしこれは、本機を保険みたいに使おうと思っている人に取っては、余計な機能と言えるかも知れませんね。

 

このシンプルなレイアウトを生かして、HDR204Gはフロント用ドラレコだけでなく、リア専用ドラレコとして活用することもできますよ。

そのためオプションで、8mの長さのロング電源ケーブルが用意されています。

本機は機能が盛りだくさんと言う訳ではありませんが、日本製の強みを生かして安心感を提供してくれるドラレコなのです。

 

コムテック HDR204Gは旧HDR203Gと比べてどこが違うのか?

 

 

HDR204Gには、旧製品でHDR203Gがありました。

この2機種、デザインも大きさも見た目にそっくりです。

 

すでにHDR203Gを購入した人や、これからHDR204Gを購入しようと考えている人には、きっと気になることでしょう。

では、両機は一体どこが違うのでしょうか?

調べてみました。

 

外観を確かめてみると、204Gには裏側にコムテックのロゴが印刷されています。

203Gにはありません。

 

モニターのある表側は両機とも全く同じとなっており、違いが見受けられません。

ただガラスに貼り付けるための、アタッチメント(ステー)の形状が変わりました。

 

このアタッチメントは両機とも左右とあおりの調整が可能ですが、203Gは調整後、付属の六角レンチで締め付ける仕様でした。

それを204Gでは、あおりを手で仮止めできるようにノブを追加しています。

 

ただしこれで完全に締めることができる訳ではなく、左右の調整も含めプラスドライバーを使い、締め付けるようになっているのです。

そのため六角レンチは不要となりましたが、プラスドライバーは付属していないため、ユーザー側で用意しないといけません。

 

ほかの付属品としては、SDカードが203Gでは8GBだったものが、204Gでは32GBと容量が4倍になりました。

1カメラシングルタイプのドラレコなら、まずは容量として十分で、本体購入後にカードを買い足す必要はないでしょう。

 

では本体の内容について調べてみましょう。

204GはSDカードがメンテナンスフリーと記されていて、基本的にカードのフォーマット作業は不要と大きくうたっています。

そこが203Gとの大きな相違点のようです。

 

ところがメーカーサイトや取扱説明書を良く見ると、203Gもフォーマット作業が不要と明記されているではありませんか。

203Gは “SDカードメンテナンスフリー” と言う、キーワードこそ使われてはいないものの、フォーマット作業がいらないのは共通しているのです。

実際にどう一緒でどう違うのか、詳細は分かりません。

 

ちなみに両機の重量を調べてみると、203Gが98gなのに対し204Gは113gと少し重くなっています。

なので、中身のチップが変更されている可能性があり、SDカードメンテナンスフリーが強化されているのかも知れませんね。

 

それ以上の違いは、両機には見られないようです。

日本製であることと、メーカー保証が3年間であることも変わりありません。

 

ではここで、あるユーザーが録画した、204Gの昼間走行映像をご覧いただきましょう。

もしかしたら、画質に違いがあるのかも・・・。

 


協力 tekarin23さん

 

いかがですか。

ややエッジが強調されている感はありますが、200万画素機としてはまずまずのものだと思います。

203Gと比べても、ほぼ同じと言えるでしょう。

 

次に、すでにHDR204Gを愛用しているユーザーの皆さんは、本機にどんな感想を持っているのでしょうか?

レビューをいくつかピックアップしましたので、次の頁でご覧になってみて下さい。

 

コムテック HDR204Gのユーザーレビュー

 

★「画質は使っていた前機(パナソニック CA-XDR72GD)の400万画素に対し、200万画素なので比較すると荒く感じられるが、用途には耐えられるレベルだしマイクロSDカードをいちいち初期化する手間が不要だし文句はない。ただし画角の調整が上下は問題ないけど、一度フロントガラスにステーを貼り付けたら左右の調整が不可能な気がするのだが・・・。貼り付け前の画角調整をかなり慎重にする必要があるかと。耐久性は名の通ったメーカーのメイドインジャパンなので期待している。」

★「軽量コンパクト。取り付けも簡単。両面テープでしっかり固定できて安心。以前のは良く分からない安物を使っていて、吸盤取付けで暑い季節は突然外れたり、説明書が読めなかったりだったので今回は国産を選択、前後カメラは後部までの配線が面倒だったので、今回は前方のみで妥協。画面は2.7インチなのでこれで細かい映像確認とかは無理そうだけど、そこはPCを使えば問題ないし設定確認用としては十分。お守りみたいな物だと思っているので、何事も無い事が一番。安全運転を心掛ける。」

★「旧のHDR251Hのメモリが32GBまでしか使えないので、メモリを128GBが使えるように買い替えた。前後に設ける為に2台購入したが、画質のスペックが変わらないのに何故か画質が落ちている。ナンバープレートも荒くあんまり見えない。ドライブの思い出の記録にもならないし全く見えない。旧のドラレコの方がよく見えて奇麗だ。これはあまりお薦めしない。」

★「購入に伴いレコーダーを色々探して、画角もワイドで夜間の映像も奇麗ということで購入した。実際に取り付けて映像等を確認してみたが、日中はもとより夜間の映像も比較的奇麗に写っていて、個人的には値段以上だと思う。」

 

 

コムテック HDR204Gの評価

 

 

ここからは以上の記述を踏まえて、私がHDR204Gの評価をしてみましょう。

一言で結論付けるなら、HDR204GはHDR203Gのマイナーチェンジ版だと認識できると思います。

 

元々203Gの完成度は高く、200万画素機として相応に画質も良く、耐久性も優れたモデルでした。

そこへもってSDカードメンテナンスフリーと公言できる、フォーマットフリーを実現したのが204Gと言えるでしょう。

 

203Gもカードのフォーマットは不要とうたっているものの、全くフォーマットは必要ないとは記述していませんからね。

204Gはフォーマットはしなくても良いんだけれど、することによってSDカードの寿命はしないより伸びますよと、取扱説明書で述べています。

まあ、微妙な違いなのかも知れませんが、きっとそれなりに進化しているのでしょう。

 

 

明らかに進化したのは、付属するSDカードが8GBから32GBへ容量アップしたことです。

8GBでは実用性に乏しい容量ですが、32GBもあれば取りあえず大容量に交換しなくても、そのまま寿命まで使い続けても不便はないでしょう。

 

ドライブレコーダーを万が一の保険として付けるのも良いし、購入して自分でポン付けできる機種を選びたいと思っている人にも、本機は十分なモデルと言えますね。

しかも日本製で信頼性も高く、3年間のメーカー保証があることは、あまりドラレコに手を掛けたくない人にもピッタリです。

 

それに本機を、リアドラレコとして使いたい人にもおすすめできると思います。

すでに203Gを買ってしまった人は、新型になったからと言って204Gに買い替える必要性はないでしょう。

 

SDカードの容量が足りない点は、新たに容量の大きいものを買い足せば良いだけのことですからね。

シンプルで、設置していることを意識しないモデルが欲しいと思っている人だったら、選択肢の1つに入れて見るべきドラレコと言えるでしょう。

 

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