クルマの故障で最も多いものって、あなたはご存知ですか?
昔だったらタイヤのパンクだったんですが、最近のタイヤって女性のパンストと一緒で、丈夫でなかなかパンクしないんです。
今は電装品やアイドリングストップ車が増えたことで、非常に負担が掛かっているものはカーバッテリー。
そう、バッテリー上がりが故障のトップなんです。
もし自宅や出先でバッテリー上がりに見舞われて、クルマが動かなくなったらあなたはどうしますか?
JAFや修理工場へSOSしますか?
JAFは会員ならまだ安く救援してくれますが、修理屋さんだと出張料金も含め、2万円ほど請求されることもあるでしょう。
しかし、こんな非常時のために常備しておくと便利なのが「ジャンプスターター」です。
これを使うことで、セル一発でエンジンを掛けることができるんです。
そこで、ジャンプスターターとはどんなものなのか?またバッテリー充電器とはどう違うものなのか?今回迫って行こうと思います。
ジャンプスターターとはそもそも何?バッテリー充電器とはどう違うの?
クルマのバッテリー上がりに関わる、”ジャンプスターター” と “バッテリー充電器” ですが、この2つは似ているようでも働きそのものが違います。
ジャンプスターターはバッテリーが上がってしまい、キーをひねっても(始動スイッチを押しても)、エンジンが始動しない場合に利用するものです。
スターター本体とバッテリーをクリップでつなぎ、高電圧を与えてエンジンスターターを回すことにより、エンジンを始動させます。
ジャンプスターターがまだ普及していなかった時代、救援車を呼んで、互いのバッテリーをブースターケーブルでつなぎ始動するのが一般的でしたが、これと理屈は同じですね。
現在でもこの救援方法は有効ですが、もし救援が必要なクルマが狭い場所にある場合、救援車を近付けることが難しい時があります。
また山中でバッテリーが上がって、救援できるクルマが近くにいない場合は、ブースターケーブルがあったとしても、その場では何の役にも立ちません。
ジャンプスターターは小型で持ち運びが楽なので、万が一に備えていつもクルマに装備しておいても、邪魔にならないカーアクセサリーなんですね。
ジャンプスターターの多くは、リチウムバッテリーを搭載しており、使わない時はモバイル用バッテリーとして利用が可能になっています。
ただデメリットとして自然放電しやすいので、2~3ヶ月に1度はバッテリーチェックが必要で、容量が3/4以下になっていたら直ちに充電が必要です。
そのデメリットを補うタイプとして、リチウムバッテリーではなく、スーパーキャパシタと呼ぶコンデンサーを内蔵するモデルもあります。
これだと長期間自然放電してしまう心配はないし、もし電力量が減っていても、数分間の充電ですぐに使えるようになります。
ただし本体価格が高くなってしまうのと、基本的にバッテリーではないので、モバイルバッテリーとして使えないのがデメリットですね。
ところでクルマのバッテリーが上がってしまったら、充電をすれば生き返るだろうから、バッテリー充電器を使えば良いのでは?と思う人もいるかも知れませんね。
バッテリー充電器は、蓄電容量が減ったカーバッテリーを元の状態に戻すもの。
でもクルマのバッテリーは急速充電には対応していなので、充電器を使っても、元の電力容量に戻すには7~8時間の時間が必要です。
ちょっと充電したくらいでは、クルマのスターターは回すことができないんです。
なので、今すぐエンジンを掛けたい場合は、バッテリー充電器では役に立たないことを知っておくべきでしょう。
逆にジャンプスターターは、あくまで一時的に高い電圧を放出するものなので、カーバッテリーを充電するだけの力はありません。
また回路を保護するためエンジンが掛かったら、直ちにケーブルを外す必要があります。
始動後はそのままエンジンを回しながら、クルマのオルターネーター(発電機)で充電すれば、取りあえずクルマは動きます。
そして車庫に入れた後に充電器で充電すれば、バッテリーは元気を回復します。
とは言え、バッテリーが寿命を迎えていたら充電しても無駄なので、新品と交換してやると良いでしょう。
ジャンプスターターのおすすめメーカー
ジャンプスターターは、どのメーカーのモデルでも、回路のメカニズムはほぼ同じです。
ですが価格にバラツキがあり、クルマにあまり詳しくない人には、どれを選んだら良いのか悩むかも知れません。
同じようなものなのに、5千円未満で買えるものから1万円を超えるものまで、色々ありますからね。
でも数秒間とは言え、かなりの高電圧を発生するものなので、設計が悪かったり誤作動があったりすると発火する危険があるんです。
また性能が劣るため、排気量の大きなエンジンを始動できず、結局使いものにならない場合も・・・。
なので、あまり価格の安い製品は避けた方が良いでしょう。
多くのエンジンに対応し、数々の安全機能を有しながら、あまりメカに詳しくない人でも使えるモデルとなると、このメーカーの製品がおすすめできると思います。
それは「LUFTジャンプスターター」です。
本機は、兵庫県にあるカーアクセサリーを専門に扱う㈱アイデンティーの商品。
リチウムバッテリーを内蔵しながらも「過電流保護」「ショート保護」「逆電流保護」「高電圧保護」など、数々の安全保護機能を搭載しています。
対応排気量はガソリン車なら5.000㏄まで、ディーゼル車なら3.000㏄までOKです。
内蔵バッテリーの残量表示が、他のモデルならランプ表示が多いのに対し、LUFTは1%単位で液晶ディスプレイで表示します。
夜間での作業がしやすいよう、LEDライトも本体に内蔵。
バッテリー容量は13.600mAhで、通常のモバイルバッテリーの3倍以上あります。
ジャンプスターターとして使わない時は、モバイルバッテリーとなり、スマホやパソコンの出力機器として使用が可能です。
それに不具合が起こった時のサポートが気になりますが、上記の会社が販売代理店として1年間のメーカー保証を付けています。
特にリチウムバッテリーは発火リスクが0ではないし、さらに、本体を充電するACアダプターのPSEマークが付いていることも重要です。
LUFTジャンプスターターはこれらをクリアして、安心して使用できるんですね。
それと使い方が容易であることも、選ぶ重要な要素となるでしょう。
本機は1・2・3の3ステップでエンジン始動を行えて、ボンネットを開けたことのない人でも、安全に作業を行うことができます。
その使用方法が動画で公開されているので、こちらをご覧下さい。
いかがですか。
きちんと手順さえ守れば、女性でも容易に扱えることがお分かりでしょう。
では実際に本機を購入したユーザーの皆さんは、使い勝手にどんな感想を持っているのでしょうか?
いくつかレビューをピックアップしましたので、次の頁で確かめていただきましょう。
LUFTジャンプスターターのユーザーレビュー
★「価格だけだともっと他に安いものもあったが、満タンでもスタートしないものもあるとの不具合のレビューを見て、それより高価であるがこちらを購入。ジャンプスターターとしてもしっかり機能したし、最初から70%ほど充電してあるのですぐに使えた。セット内容も家庭用の充電器はもちろん、スマホやその他のガジェットに充電するだけのアダプターがずらり付属していて、充分過ぎるくらいだ。頻繁に買い替えるものでもないので、少々高かったが信頼性が高そうなので不満はない。」
★「DC19V出力できる数少ないモデル。19Vで内蔵バッテリーが死んでいるPCを動かしている。(車の)バッテリー上がりでも十分使用できたので、性能的には満足だ。以前購入した別の物は突然充電できなくなりゴミになった。こちらの商品は再充電を何度も繰り返しているが、今のところ問題なく使用できている。」
★「この予備バッテリーとガソリン携行缶を備えておけば、凄く安心出来ると思う。不満点は大きさと充電方法。特に充電は、家庭用プラグとシガーソケットのみでUSBから充電出来ないので、自動二輪の私としては走行中の充電方法が無く、大きさもまあまあ嵩張る。収納ケースも大きく防水でもないので、まずこのままでは持ち運びしない。たぶん二輪想定していないんじゃないかなと思った。」
★「車はリモコンで開かず、ルームランプも点かない状態。ボンネットを開けて説明書通りにバッテリーに接続したが、ケーブルのLEDランプが緑点灯にならない。よく説明書を読むと、そんな時は “強制始動スイッチ” を押せとの事。LEDランプの隣にある小さなスイッチを発見。3秒ほど押したところ、ランプが緑点灯になった。エンジンをかけたらあっさり始動。買って良かった。」
まとめ
ここでLUFTジャンプスターターを中心に、ジャンプスターターの便利さをまとめてみましょう。
クルマのバッテリー上がりの原因に多いのが、バッテリーに寿命が来ているのに気付かず、駐車したら2度とエンジンが掛からないケースです。
それから、ドラレコの駐車監視機能を使っていた際に、バッテリーセーブが利かなくて、朝エンジン始動ができないケースですね。
どちらもまれなケースではなくて、意外にこれらは多いんです。
そこで救援を呼ぶ訳ですが、JAFなど会員になっているならともかく、地元の自動車屋さんなんかに頼むと万単位で料金を請求されます。
また出先でバッテリー上がりに遭遇した場合、電話をしても、すぐに対応してもらえないこともあるでしょう。
そんな時に、自分で対処できるのがジャンプスターターなのです。
普段使わない時は、モバイルバッテリーとして便利なことを考慮すれば、リチウムバッテリー内蔵モデルの方が有効だと言えるでしょうね。
しかし、前述のようにリチウムバッテリーは点検を怠ると、いざと言う時残量が減っていて使えないケースがあります。
また発火しやすいと言うリスクも、0ではないことを覚えておかないといけません。
なのであまり出番がないからと価格優先で選ぶより、劣化しにくいバッテリーを積んだモデルや、安全保護機能が充実したモデルを選ぶべきでしょう。
これらを考慮した上で、内蔵バッテリーが優れ安全機能が充実した、LUFTジャンプスターターを選ぶのはメリットが大きいと思います。
少し価格が高いのは、高性能と安全性にコストを掛けた証しです。
バッテリー上がりが多いのは、古いクルマばかりと思っている人が多いかも知れません。
しかし、最近のクルマは電装品が大変多くなっているので、カーバッテリーに大きな負担を掛けていることをあなたも知っておくべきでしょう。
新しいクルマでも、バッテリー上がりに見舞われることは、決して少なくないのです。
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