『PAPAGO! GoSafe M790S1』レビュー:ドラレコはルームミラー型、前後カメラ式がこれからの主流か!?

 

このところ新しく登場するドライブレコーダーは、
前後にカメラを備える2カメラ式が増えて来ました。

後続車からの追突や煽り運転の車を特定するには、
リアの映像も必要と言う訳です。

 

ただ多くのモデルは、前方カメラを
フロントガラスに取り付ける一般タイプのもの。

そんな中でルームミラー型でありながら、
前後にカメラを持つドラレコが、
PAPAGO(パパゴ)から登場しました。

 

それが「GoSafe M790S1」です。

 

日本ではどちらかと言えば人気のない、
ルームミラータイプなのに、
このモデルにはどんな魅力があるのでしょうか。

今回は私のファーストレビューで、
GoSafe M790S1を評価してみましょう。




 

PAPAGO GoSafe M790S1は、前後カメラともフルHD仕様

 

GoSafe M790S1は、フロントが300万画素のフルHD、
リアを200万画素フルHDのカメラとしています。

対象車両ののナンバーを読み取るには、
フルHD以上の画質にする必要があります。

 

しかし、2カメラ式ドラレコは
フロントこそフルHDであるものの、
リアはHD仕様の機種が多いですね。

これは製造コストを抑えることに加え、できるだけ
記録するデータ量を抑えるためだと思いますが、
PAPAGOはあえてデータ量が大きくなる方を取りました。

 

そのため、使用できる
最大のSDカードを128GBまで許容させ、

付属するカードも32GBと、
他社の製品より大きなものを同梱しています。

 

ミラーはスッキリとしたデザインにしようとフレームレス化し、
本体の隅々まで後方の様子が写ることで、
他のミラー型ドラレコより一回り大きなサイズに感じます。

フロントカメラは上下左右に可動させられますから、
ドライバーが交代してミラーを調整しても、
常にカメラの向きを真っすぐにさせることが可能。

 

カメラの向きが変わってしまいやすい、
ミラー型ドラレコの欠点の1つを解決しています。

 

リアカメラは防水加工がなされており、
車の中にも外にも取り付けられます。

ユーザーの好みに合わせて、
取り付けの自由度を高くしたのは有り難いですね。

 

また、車外への取り付けを可能にしたことは、
バックギアと連動させることで、
バックカメラとして使えるようにもなっています。

リアカメラとつなぐケーブルは7mもありますから、
大きなワンボックス車でも
長さが足りない状態に陥ることはないでしょう。

 

ちなみに、
ドラレコ本体の純正ミラーへの取り付けは、
バネの力で上下で挟み込む方式を採用。

ゴムバンドを使わず挟み込む方式を選んだのは、
夏場にゴムが伸びてしまって、
取り付けが緩んでしまわないためなのだそうです。

 

使っているレンズに関してですが、
フロントは対角145°の広角レンズを採用。

他社製品では160°を超すものもあるので、
超広角レンズとは呼べないかも知れません。

 

しかしこれでも、3ナンバー車の
左ピラーから右ピラーまでだいたい写し込めるので、
十分な画角と言えるでしょう。

 

対してリアレンズは、何と対角180°

これほど超広角だと、魚眼レンズのように
直線が曲線に写ってしまうほどになります。

 

見た目不自然に思うかも知れませんが、
バックカメラとして使用することを考えると、

障害物を発見しやすいので、
役に立つレンズ画角と言えるのでないでしょうか。

 

では次に、実際どのように写るのか、
メーカー提供の動画で確認してみましょう。

 

前後どちらのカメラもフルHDであるだけに、
ほぼ同等の解像度の高い写り方で、
不自然な写りに見えないのは賞賛できそうです。

夜も比較的明るい街中なら、
綺麗に周囲が表現されていると思います。

 

PAPAGO GoSafe M790S1の評価

 

GoSafe M790S1は、
日本のメーカーがあまり力を入れていない、
ルームミラー型のドライブレコーダーです。

(ちなみにPAPAGOは、台湾に本社を置くメーカー)

 

運転席まわりをスッキリできるミラー型で、
かつ2カメラ式を求めるユーザーは、
メーカーが考えているより多いことでしょう。

そんなユーザーには、ぜひ
注目して欲しい1台と言えます。

 

ミラーのフチをなくしたフレームレスデザインは、
純正ミラーより格好が良く見逃せません。

 

駐車監視機能を使うには他機と同様に、
別売りの直結電源コードが必要ですが、
タイムラプス撮影ができて、これがなかなか便利。

1秒に1枚の画像を撮影し続ける、
常時撮影を可能にしているのです。

再生は早送りのアニメーションのようになりますが、
SDカードの容量を稼いだりバッテリーの消費を抑えます。

 

また、いくつかの運転支援機能もあって、
ドライバーを助けます。

特に、速度標識を読み取ってアナウンスする機能は、
多少読み間違えることがあるものの、
安全走行をするには非常に役立つでしょう。

 

惜しいのは、
GPS機能がありながらアンテナが外付けで、
しかも別売りになっていること。

アンテナはケーブルがうっとうしくてやっかいなので、
別売りとせず何とか内蔵して欲しかったですね。

 

そしてモニターも5インチと大型で見やすいですが、
「AUTO-VOX A1」のようにミラー全体がモニターだったら、
もっと魅力が増したことでしょう。

そうすればGoSafe M790S1も、
“デジタルインナーミラー”“スマートルームミラー”
と呼ばれるようになるはず。

 

とは言え、このままでも
十分に目を引く内容であるのは確かなので、

これからドライブレコーダーを取り付けようとする人は、
ぜひ検討されることをおすすめしましょう。

 

なお近日中に、このGoSafe M790S1
実際に試す機会を与えられることになったので、
改めてレポートしたいと考えています。

 

※レポート記事はこちら
『PAPAGO! GoSafe M790S1を取り付けてみた!』

 

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