『カロッツェリア VREC-DS800DC』レビュー評価:楽ナビ対応機種と組み合わせ大画面でモニターできる!

 

ドライブレコーダーは、万が一のトラブルや交通事故の生き証人として役立ちますが、最も普及している一般タイプのモデルには、共通した弱点があります。

それは本体をフロントガラスに装着するために、ドライバーの視界の妨げになる場合があることです。

 

またそれゆえに、あまり大きな液晶モニターを内蔵することもできず、録った映像を確認しようにも老眼の人の目には見づらいですね。

しかも直射日光に当たることが多いので、夏場の暑さにダウンして使えなくなることもあります。

 

これらの弱点を解決するために登場したのが、セパレート型と呼ばれるタイプのドライブレコーダーです。

本体をダッシュボードの目立たないところに装着して、太陽から遠ざけることで、ガラスに貼るのは小さなカメラだけで済みますから、視界の邪魔にはなりません。

 

また、映像はカーナビのモニターを利用するので、大きな映像で確認が可能です。

そんなセパレート型で、前後2カメラを搭載したモデルが登場しました。

 

それが「カロッツェリア VREC-DS800DC」です。

構造上、耐久性の高さで強みを持つVREC-DS800DCを、今回ユーザーレビューを参考に、内容を検証して評価してみようと思います。




 

カロッツェリア VREC-DS800DCは楽ナビ/サイバーナビの対応機種と連携可能

液晶モニターのないセパレート型のドラレコは、以前からカロッツェリアにはありましたが、VREC-DS800DCは初めて前後2カメラ仕様としたものです。

前後とも有効画素数200万画素で、ソニーのCMOSセンサーSTARVISを搭載し、夜間でも周囲を明るく録画することができます。

レンズの明るさがF2.0、画角(対角)148度と言うのも同じです。

 

 

前後のカメラで違うところは、リアカメラが防水仕様になっていること。

そのため車内だけでなく、車外へも設置することが可能なんです。

 

 

また、トンネルの出口など急激な露出の変化があっても、素早く安定した露出に戻すWDR機能も前後に採用しています。

通常の200万画素機に搭載されている機能は、ほとんど本機には付いていますが、ただGPSだけはありません。

その理由は、モニターを行うカーナビのGPSを利用できるからです。

 

本機の持つ機能をフルに発揮できるカーナビは、同社の “ドライブレコーダーリンクHD” に対応した「楽ナビ」で、これらとはHDMIで接続します。

こうすることで、楽ナビのHDパネルで高画質映像を再生でき、また画面上で録画や再生データ消去など、ドラレコの機能を操作が可能なんですね。

録画中の前後カメラのモニター切り替えも、画面からワンタッチで行えますよ。

 

ちなみに、本機に対応する楽ナビは次の通り。

●AVIC-RQ911/RL911/RW911/RZ911/RL711/RW711/RZ711/RW511/RZ511(2021年4月現在)

 

しかし、必ずしも上記のカーナビでなくても、楽ナビ/サイバーナビの “ドライブレコーダーリンク機能搭載モデル” であれば、AUX接続してモニターすることができる上、本機の操作も可能です。

デジタル接続ができないことで、多少画質は低下しますが、大画面で見られるのは同じなので、実用上問題になることないでしょう。

 

冒頭でも述べた通り、本機はレンズと本体が分かれたセパレート型のドラレコです。

そのため本体をフロントガラスから隔離して、ダッシュボード下などに装着することで、夏の太陽の灼熱地獄から守ることができます。

稼働中の思わぬシャットダウンを防ぎ、安定した動作が期待できるんです。

 

 

また、ガラスに取り付けるのはカメラだけなので、ドライバーの視野を極力妨げません。

これらは、長年ドライブレコーダーを愛用するのに、非常に重要な要素となります。

 

さらに本機はオプションを購入することなく、駐車監視機能が使えます。

ただし、電源は車のヒューズボックスから取る必要があり、誰にでも簡単に接続できる訳ではありません。

しかし駐車監視機能があれば、車から離れても24時間車を守ってくれるので、とても頼れる仕様と言えるでしょう。

 

その他、リアカメラが防水仕様になっていることは既述の通りです。

車内に取り付けるのが難しいオープンカーや、トラックにも装着が可能ですね。

 

付属する接続ケーブルは、前後分合わせて約13mありますから、車内の広いワンボックスカーでも、延長ケーブルを必要とはしないでしょう。

マイクロSDカードも32GBのものが付属しており、取り敢えずこれで足りると思います。

大容量を必要とするなら、本機は128GBまでのカードに対応します。

 

ではここでメーカー提供の動画で、本機の画質のほどを確認していただきましょう。

特にSTARVISを使った、夜間走行時の視認性に注目して下さい。

 

 

次に、すでに愛用しているユーザーの皆さんのレビューで、実際の本機の画質や、使い心地等を確かめていただきたいと思います。

その後で私がこれらを踏まえて、本機の評価をしてみましょう。

 

カロッツェリア VREC-DS800DCのユーザーレビュー

 

★「最近の楽ナビだとHDMI接続で映像も綺麗にナビ画面で見られるが、私のサイバーナビではAVI接続となり画質は落ちるが、パソコンで再生するととても奇麗な映像で再生出来る。車両で映像をほとんど見ないので、これで十分かなと思っている。約4ヶ月使ってみて何と言っても、フロントがスッキリしているのは良いと思う。」

★「デザインは艶消し黒で、個人的には良い。ナビで操作できるし、夜も綺麗。設定も電圧やタイマーなど、細かい設定ができる。連動しない物と迷ったが、おすすめもあってこちらにした。値段は高いが、スッキリ取り付けできるのは良い。」

★「車内からのフィルムの濃さが3%とかだと全く夜は使い物にならないので、外に着けることをオススメしたい。私は前のモデルのサイバーナビにアナログ装着となるが、操作はナビでできるので悪くはない。」

★「地味に買う決め手になったのが、ほかのセパレートタイプのドライブレコーダーは本体部分に振動センサー(Gセンサー)があって、本体をグローブBOXに隠せないのだが、このドラレコはフロントカメラにもセンサーがあるため、本体を隠すことができた。あんまり物を置きたくない自分にとっては、とても良い機械だった。画質は前後200万画素なので、コムテックのZDR026と最後まで迷ったが、映像はとても綺麗で前方車両のナンバーも録れていた。特に自宅の駐車場が街灯が少なく夜は暗いのだが、ちゃんと駐車監視した映像が録れていたのには驚いた。」

 

カロッツェリア VREC-DS800DCの評価

 

   出典:GoodsPress

 

これまでドライブレコーダーは後付けして、単独で使用することが多かったものです。

しかし、最近はVREC-DS800DCのようにナビと連動したり、カーナビと一体化させたモデルが、少しずつ登場するようになりました。

 

カーナビとドラレコが一緒のモデルで有名なものに、ECLIPSE AVN-D10Wがあります。

これらはカーナビ側で映像をモニターするので、大きな画面で走行状態を確認でき見やすいし、ガラスに装着するのはカメラだけなので、運転中の視界を妨げません。

フロントガラスやダッシュボード周りがスッキリして、とても気持ちが良いものですね。

 

とは言え、これらのタイプにも弱点がない訳ではありません。

一体型のAVN-D10Wはあくまで主体がカーナビなので、駐車すると電源が切れてしまうことで、駐車監視機能が搭載されていません。

 

一方VREC-DS800DCは、独自に電源を持ち駐車監視できますが、セパレート型ゆえケーブルが増えるので、ダッシュボード周りの配線はうっとうしくなります。

カーナビとは別の電源ケーブルが必要ですから、これも配線が増えている要素です。

 

そう言う点では、本体・カメラ・モニターが合体している一般のドラレコは、シガーソケットを使えば配線が簡単で、気軽に装着できることにメリットがあります。

価格も安いものが多いので、絶対セパレート型が良いとは言えないのが現状です。

 

ただ、ドラレコとカーナビを連動させる考え方は、合理的と言えます。

最近ではカーナビが、車の純正装備品になりつつあることを考えると、いずれはドラレコもカーナビと一体化するか連動型になるのが、一般的になるような気がします。

そうすれば現在のセパレート型モデルより価格が安くなって、ユーザーのメリットも大きくなることでしょう。

 

VREC-DS800DCはパイオニアの製品であるだけに、信頼性のあるドライブレコーダーになっています。

今のところ価格が高めなのは難点ですが、画質は良いし、カロッツェリアのカーナビが好きで長年使い続けたい方なら、選んで悔いのない製品と言っても良いでしょう。

 

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