『ユピテル Q-20P』レビュー:360度全方向ドラレコに液晶モニターが付いた!

 

前後2カメラ式ドライブレコーダーが人気の中、
全方向が見渡せる360度式モデルも、

依然注目の的になっていることに
変わりはありません。

 

そしてここに来て、また新しい
360度全方向モデルが登場しました。

 

それは
「ユピテル Q-20P」です。

 

今回は特にweb限定で
お得な価格で手に入るQ-20Pを、

ユーザーレビューを基にして
検証・評価してみようと思います。




 

ユピテル Q-20Pは今までの360度モデルとどう違う?

 

まずはQ-20Pの基本型Q-20の商品概要を、
メーカーの動画でご覧いただきましょう。

 

 

概要では旧モデルとコンセプトは同じで、
前後左右の様子を後ろからの煽りや

横からの割り込みでも
良く分かるようになっています。

 

これまで360度モデルと言えば左右上下
360度の全天球のものが主流でしたが、
上下に360度は意味がありませんでした。

新しいQ-20は左右は360度で同じですが、
上下は240度に抑えて天井側の映像を
カットしたものに変更されています。

 

そのためセンサーは従来のものより
画素数を抑えた仕様の

500万画素STARVISのCMOSとして、
ムダにメモリー容量を使いません。

 

機能・仕様として新しくQ-20は、
2.4インチ液晶モニターを内蔵、

リアルタイムに走行中の様子が
確認できるようになりました。

 

メモリーカードの仕様も一新、今までは
専用のSDカードしか使えませんでしたが、
今度はmicroSDカードに変更されています。

しかも専用タイプと言うのではなく
一般のmicroSDカード(class10以上)が使え、
容量も128GBまで対応可能になりました。

 

記録ファイルはPCで再生するには
専用のPCビュワーソフトでできる他、

機能は制限されますがWindows標準の
映画&テレビでも可能。

 

フレームレートは1秒28コマですが、
14コマも選ぶことができます。

画質的に不利になるものの、
メモリーの容量を抑える
メリットが生じるんですね。

 

電源はシガープラグからではなく、
電源直結コードを使用します。

 

結線するには多少電気知識が要りますが、
ダッシュボードのシガーソケット周りを

スッキリさせられるので、
それなりにメリットはあります。

 

その他GPS・Gセンサー・HDRは
従来と同じように採用されています。

 

さてここでQ-20と今回紹介する
Q-20Pの違いを述べてみましょう。

 

基本的にどちらもボディは同じで、
機能・性能にも違いがありません。

Q-20は主に量販店で販売され、
Q-20Pはweb販売専用になっています。

 

内容の違いは、
付属するメモリーカードの容量が

Q-20は32GBであるのに対し、
Q-20Pは16GBと半分の容量です。

 

またQ-20Pはパッケージに印刷のない
白パッケージとなり、
冊子の取扱説明書もありません。

取扱説明書はメーカーのwebサイトから、
ダウンロードすることで手に入ります。

 

少し面倒くさいですが、
その代わり価格が1割程度安くなる
メリットが生じますよ。

取付けは自分でやるし取説冊子はいらない、
またメモリーカードはもっと大容量のものを
後で用意すると言う方もいるでしょう。

そんな方はQ-20Pを選ぶと良いと思います。

 

それでは映像はどんな風に録画されるのか、
画質の確認も合わせて昼間と夜間の動画を
ご覧いただきましょう。

 

 

私は以前Q-02Cをマイカーに装着して
映像を録画しましたがこれと比較すると、

Q-20の画質は解像度が向上して
少し綺麗に写っている感じがしますね。

 

次に実際の使い勝手や画質は、
どんなものでしょうか。

まだ少ないながらユーザーの
皆さんのレビューを集めたので、
ご覧になってみて下さい。

 

ユピテル Q-20Pのユーザーレビュー

 

★「映像素子500万画素の仕様ではあるが、画面はノイズを含んだ荒い画質で500万画素とは思えない画質。前車両のナンバーは近距離でないと読み取れない。”全周360度” であるが、PCビュアーソフトでも左右単独の描写はできない。左右の描写はパノラマでないと見れず、左右それぞれ湾曲した画面で見ることになる。」

★「360度撮影なのである程度は仕方ないと思うが、とにかく画質が悪い。信号などで止まったときは前車のナンバーは何とか読めるが、通常走行しているときは判別が難しい。また後方の視認性は、通常のセダンでは車内しか映らず意味がない。後続車があるかないかが分かる程度。2シーターのような車体が短い車では見えるかも。良い所と言えばデジタル機器の妨害がほとんど無いことと、両サイドの状態が分かることだけ。本来の事故対応に使用するのであれば、やはり前後に2カメラを付ける必要がある。」

★「少しダサい感があるが、コムテックより小さくて良いと思う。画質は360°モデルなのでこんなもんだろう。明るくて良いと思う。ナンバーが映らないとか荒いとか言っている人がいるが、360°で撮影しているので当たり前。他社のものも似たようなものだ。パソコンの専用ソフトが少し動作が遅い。全周囲録画のドラレコだけで全ての用途を満たせると考えている人からすると “全然細かいとこ見れないじゃん” ていう評価になる。今の技術では他社を含めても、全周囲で綺麗に撮れる製品は存在しない。そこを考えた上で既存ドラレコを既に付けており、それに加えて全周囲の状況を撮影できる製品と考えると、かなり良い製品だと思う。」

 

ユピテル Q-20Pの評価

 

以上を踏まえた上でここからは、
私がQ-20Pの評価をしたいと思います。

 

Q-01Q-02シリーズに続いて登場した
Q-20Q-20Pは思い切ったデザイン変更で、
好感が持てるものになっています。

小型でも(2.4インチ)モニターを付けたのは、
ちょっとした映像の確認に
便利なことに間違いないでしょう。

 

記録カードも専用のSDカードではなく
一般のmicroSDカードに対応したことは、
大きな進化だと思います。

ボディもモニターを内蔵した割に
小さくまとめており、それほど
車内で目立つことはないですからね。

 

画質は他社の360度モデルと比較して
特に優れている訳ではありませんが、
Q-02Cと比べると幾分高画質です。

 

一般の1カメラ2カメラのHDモデルだと、
残念ながらもう1歩と言わざるを得ません。

前方を走る車のナンバーは
停車中なら読み取れるレベルですが、
走行中だと少し難しいです。

 

増して後続車となるとどうしても
車体が小さく映るので、

車名は判別できても
ナンバーまではさすがに無理。

 

なのでユーザー側の対策として、
後続車特定用にもう1台ドラレコを
装着すると良いと思います。

ユピテルにはリア専用SN-R11があるので、
これと2台体制で録画すれば
守りは万全になるのではないでしょうか。

 

なら最初から2カメラ式モデルにすれば?
と思う方もいるでしょうが、

360度モデルは左右から迫る車の動きが
良く分かると言うメリットがあります。

 

なので広範囲の監視を求めるなら、
Q-20P+SN-R11のペアが最強と思います。

メーカーとしても、
現在の360度ドラレコの画質を
満足してはいないでしょう。

 

今後も高性能のモデル開発を望みますが、
現時点ではQ-20Pが最も価格が安く、

画質も良い360度全方向ドラレコとして
推奨できるのではないでしょうか。

 

※この商品は、現在販売されておりません

 

 

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